断腸亭料理日記2022

浅草・イタリア料理・ブラカリ

4127号

7月9日(日)夜

さて、今日は浅草花川戸のイタリアン
ブラカリ]。

4月に初めて行ってみたが、なかなかよかった。
イタリアンは行き付けがやっぱりあるといい。

予約を入れて、18時から。

タクシーで江戸通りから言問橋西詰交差点の
一つ手前を左折。
ここを曲がると店の前に出る。

18時ちょうど、到着。
入って、名乗り、席へ。

前回と同じ、入口寄りのテーブル。

面倒なのでコースでよいだろう。
フルコース9,350円也があるが、、
前回同様、季節のおためしコース、5,280円也で
よいか。

パンとチーズ。

これは、定番のよう。
鉋(かんな)で削ったようなチーズ。
これはロディジャーノ。

おもしろいではないか。

さて、前菜。

実は、これ、聞いた内容をメモるのに気を取られ
写真を撮るのを忘れてしまった。

これは、実は前回のもの。参考まで。

皿も配置も、一緒なのである。
左の生野菜とハムはおそらくあまり変わっていない。

真ん中下。
これは、カルパッチョだが、今回はツムブリといって
いたが細かく叩きのように切ったもの。
ツムブリという魚はブリといっているが、鯵の類。
青魚、で、ある。

右下は砂肝のスモーク。
右上が、牡蠣のコンフィ。

真ん中上が、鰯の香草焼き。

やっぱりきれいに盛り付けられ、どれもうまい。

スープ。

ポテトの冷製スープ。
なにかチーズも入っているか。
夏にはこういうのは、なにより。

パスタ。
いくつかから選べるが、これは内儀(かみ)さん。
緑色のタリアテッレ。

緑色は、ほうれん草で色付けしているのか。

冷製といってよいのだろう。
浅利。

浅利の冷製というのは、そういえばあまり
見たことないようにも思うが、こんなのも
よろしい。

私は、これ。

パスタは、貝殻型のコンキリエ。
サルシッチャとフリアリエッリのラグー。
サルシャッチャはイタリアの細いソーセージ。
フリアリエッリは同じくイタリアの菜っ葉。
このトマト煮込み。
ソーセージなのでちょっと堅めの食感で、香りもよく、
うまい。

メイン。
私は肉。

前回と少し似ているが、カツレツ。

イタリアホエ豚肩ロースで、ゴルゴンゾーラソース。

自分でミラノ風カツレツをやるが、
やっぱりイタリアンのカツレツはパン粉が細かい。
きれいに仕上げるものである。
あたり前だが、衣のはがれなど一切なし。

豚のカツレツにゴルゴンゾーラを合わせる
というのは、おもしろい。
こういう組み合わせもあるのか。

内儀さんの魚。

目がコワイといっていた。

ホウボウのようだが、カナガシラ(金頭)、と
いっていた。同じ類のよう。
ロースト。
一口食べたが、見た目はこんな感じでも
プリっとした白身でうまい。

日本全国にいるようだが、水深40m以上の魚で
どちらかといえば、深海魚か。

前菜のツムブリといい、このカナガシラといい、
今、ちょっと話題の未利用魚、なのか。
むろん、うまいので、なんら問題はない。
いやむしろ、積極的に食べたいものである。

ドルチェ。

これとエスプレッソ。

きれいな盛り付けで、なかなか盛沢山。

右上から、ガトーショコラ、パンナコッタ、
ティラミス、赤葡萄のシャーベット、
フルーツ。
定番のオンパレードであるが、どれも馴染の味で
うまい。

ご馳走様でした。

気軽にこれる地元のイタリアン。
よいのではなかろうか。

 


ブラカリ

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