断腸亭料理日記2022
4023号
1月31日(月)夕
回転ずしではないのだが、
たまには、こんなところも書いてみよう。
ここ、ご存知であろうか。
雷門、どら焼きで有名な[亀十]の一軒置いた隣。
小さな店である。
ごくたまに、ではあるが入ることがある。
[まぐろ人]というチェーンは、たくさんあるようだが、
[浅草まぐろ人]というのは、違うようである。
開店したのは、もう20年前になる。
浅草オレンジ通りに回転ずしとしてできて、
当時、かなり話題になった。
この雷門の立ち喰いもその後、すぐできたので
そこそこの歴史があるということになる。
回転ずし、という業態は、地方などかなり優秀である。
金沢だったり富山ではよく入った。
しかし、東京ではまず入らない。
試しに入ったことはある。
大手はそこそこのレベルではあろう。
ただ、いただけないのは、やたらと種が大きい、
軍艦からあふれさせて盛ったいくらなどで、客を
集めているところ。
多ければよいというものではない。
第一、美しくない、いや、見苦しい。
食べ物に対して、失礼。
見ていると、なんだか悲しくなるのである。
今[浅草まぐろ人]の本店は新仲にあって、
入ったことはないが、回すのもやめているよう。
以前、10円すし、あるいは100円ずしと呼ばれる
すしやがあった。
浅草にも馬道の東武駅側に小さな店があり、若い頃、
よく行ったものである。
当時でも2000円も出せばビールを呑んで、腹一杯に
喰えた。
ここは、今の100円ずしといってよいように思う。
むろん極上で、仕事が行き届いているということは
あり得ようはずもないが、安くて手軽でよい。
16時頃、入ってみる。
酒、ぬる燗。松竹梅の豪快、ガラス瓶。
ぬる燗はできるかとお兄ちゃんに聞くと、できるというので
頼んだのだが、奥でチーンと鳴った。
お燗機で燗をしているところは、ぬる燗などできないが
これであれば、可能ということであろう。
にぎり。いかと白身から。
右がすみいか、左が鯛。
もんごういか、もあるが、別にすみいかも置いているのは
よいではないか。
金目。
色も、切り方も美しい。
平目。
昆布〆であったか。なかなか、うまい。
これは、かんぱち。
かなり、薄い。
小肌と〆鯖。
これはどちらも〆すぎ?、ちょっとぱさぱさ。
この次に、いわしをもらったのだが、生憎撮り忘れ。
芽葱とおろし生姜をのせて、かなりうまかったのだが。
軍艦で、白子とあん肝。
軍艦はこういうところでしか食べられぬ。
づけまぐろ。
中とろ。
店名にもなっており、まぐろは、ここの看板。
ひょっとして、生であろうか。
かなり、うまい。
貝類。ほっき。
これも小さいものだが生。うまい。
平貝。
これも薄いが、まあ致し方なかろう。
ここまで。
3000円ちょっとであったか、
ちょうどよいだろう。
台東区雷門2-18-12
03-3847-7139
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