断腸亭料理日記2022
4009号
正月も終わり。
そろそろ、平常営業に戻るのであるが、
その前に今日は、旧臘書けなかったものを
書いておきたい。
これは実際は暮れも押し迫った12月29日。
カレーを食べようと考えて、きてみた。
御徒町の[アーンドラ・キッチン]。
最近は、いわゆるインド料理店にあまり行かなくなった。
御徒町上野界隈は、宝石に携わる会社、店舗、
工房が多いのだが、この関係でインドの人々が多く
これに合わせて、昔からインド料理店がかなり
集中している。
以前は、見つけては入ってみていたのだが、
むろんのこと、随分と凸凹がある。
いつのまにか、数も多くキリがないので
行くのをやめてしまった。
それで、今回、捜してみたのである。
御徒町の[アーンドラ・キッチン]。
インド料理でも、南インド料理で有名店のよう。
むろん、知らなかった。
場所はちょっと説明がしずらいが[ぽんた本家]の
一本南の東西の通りといえば、わかりやすいか。
その通り沿い北側。
当日予約のTELを入れ、内儀(かみ)さんと出かけた。
ビルの一階というのか半地下。
2009年オープンという。
もうそこそこ歴史のある店。
予約の17時に到着。
そう大きな店ではないが、個人営業のインド料理店が
多いこの界隈では大きい方かもしれぬ。
名乗って、掛ける。
やっぱり、ビール。
インドビール、マハラジャというもの。
注文は、豆のサラダ。
それから、ドーサのセット。
ドーサというのは、インドカレー好きの方は
ご存知であろう。
南インド特有のパンというのか小麦を焼いた
クレープ状のもの。
長い筒状になって出てくる。
それから、各種カレーの付くディナーセット。
ベジタリアンもあるが、ノンベジタリアンを頼む。
ビール。
呑んだことがあったか、覚えていない。
ラガービールだが、ちょっと濃厚な感じか。
豆のサラダ。
豆はひよこ豆のよう。
赤くなった玉ねぎ。
上野[デリー]のテーブルに置いてある
インドの漬物、アチャールにかなり近い。
[デリー]のものよりも辛いかもしれぬが、
なかなかうまい。
ドーサのセットがきた。
4〜50cmはあるかもしれぬ。
南インド料理というと、これ。
随分前に一度食べたことがあった。
カレー一種と赤いのは、なんであろうか。
ペースト状の、見た通り辛いもの。
それから、白いのはデザートと書いてあったが
甘いクリーム状のもの。
カレーはチキンのよう。
ディナーセットもきた。
カレーというのか、おかずというのか、が、6種と
やっぱり白っぽいバターのようなものは甘い
デザートのよう。
ライスと焼いたチャパティ、インドの豆のせんべい
パパティ。
カレー系は、やっぱりそこそこ辛め。
そして、南インド料理の特徴であろう、
どれもココナッツミルクが入り、酸味が強め。
酸味はタマリンド。
また、ちょっと食べただけではわかりずらいが、
マスタードが入る。
南インドのカレーは、明らかに私が以前から
知っていたインドカレーとは違う。
ただ食べなれないと気が付かない。
毎度書いているが、日本人の知っている味覚では
ないからであろう。
随分前にも南インド料理と聞いてドーサとともに
食べたことがあるが、違いがわからなかった。
書いたように、入るスパイスもかなり違うので
きっとインドの人であれば、まったく違う料理と
いうのではなかろうか。
アーンドラというのはインド半島の南東部、
ベンガル湾側にあるアーンドラ・プラデーシュ
(Andhra Pradesh)州のことであろうか。
南インド料理。
まあ、好みなのであろう。
店は帰る頃には、満席。
やっぱり人気のようである。
03-5818-6564
台東区上野3-20-2 水野ビル B1F
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