断腸亭料理日記2022

国産牛ヒレステーキ

4234号

12月23日(金)夜

さて、肉、で、ある。
肉が食べたい。
肉にしよう。

肉であれば、ステーキ。
考えなくてよい。

最近は浅草松屋の地下の[日山]。

[日山(ひやま)]というのは人形町のすき焼き店。
人形町では人形町[今半]と並んで二枚看板、
で、あろう。

人形町での創業は、昭和3年(1928年)で食肉卸売と
精肉小売店として、とのこと。昭和10年(1935年)に
すき焼きの割烹を開いているよう。

人形町の店ですき焼きを食べたことはないが、人形町らしい
日本建築が今もある。

すき焼き店と並んで、浅草松屋のように牛肉を中心に
精肉の販売もしている。

前回は、間違えて、国産のランプを買って

しまった。堅かった。

国産ヒレが正解であった。

黒毛和牛がむろん、最高級で高いのだが、
この年になると、脂がやはりヘビー。

それで国産牛。
だが、国産牛というのは、日本国内で育てば
すべて名乗ることができる。
つまり、ピンからキリまである。
乳牛種のオスであったり、精肉用の種でもなく、
精肉用に育てられたものでなくともよいのである。
そして、こちらは値段はピンからキリまで。
まったくわからないのである。
店を信用するしかかない。

そこで、最近は[日山]の国産牛ヒレ。
ヒレなので柔らかく、肉もうまい。

今日もかなり寒い。
もう、厚い真冬用のコートで、手袋、マフラーで
自転車。

浅草もなかなかの人出。
外国人観光客もだいぶ増えた。

松屋の地下の[日山]で国産牛ヒレ。
200gほどのものを購入。

付け合わせの野菜はなんにしようか。
松屋の青果売り場は、なんだかもう一つ。

雷門のオオゼキへまわる。
無難なところで、いんげんでよいか。

沖縄産。
最近、沖縄産の野菜が随分と増えているように
みえる。航空便であろうか。
特段、値段が高いようには見えぬ。
寒い時期に夏の野菜などは沖縄などは
よいのであろう。

いんげんはソテー。

帰宅。

肉。

200gで3,000円ちょい。

[日山]のものは個体識別番号を貼っている。

いつものように調べてみる。
雌の交雑種(肉専用種×乳用種)2歳。
北海道産。生まれは中標津町。すぐに新得町に移動。
ここで半年ちょい育ち、音更町でさらに1年ちょい。

[日山]のものは生まれは北海道で、兵庫、岡山あたり
の育ちが多いのだが、今日は生まれも育ちも北海道。

先にいんげん。
鍋に湯をわかし、かたゆで。沸騰したところに
入れて、一分半くらいであろうか。
玉ねぎ1/4個薄めにスライス。
フライパンでバターでしんなりするまでソテー、
かたゆでのいんげんを合わせてさらにソテー。
塩をして置いておく。

別のフライパンにたっぷりのオリーブオイル。

肉を投入。
これは脂が少ないかもしれぬ。北海道産のせい?。

スプーンで熱くなった油をかけながら。

中火でしっかり焼き目を付ける。

ひっくり返す。

反対側もしっかり焦げ目。

金串を刺して、中心部の温度を測る。
まだである。

ちょっと火を落とし、さらに加熱。
金串は、温まってしまうので、冷凍庫へ入れておく。
1分ほど火を入れ、とめて3分ほど置く。
ドリップが出る。
また、金串。
温かくなっている。OK。

さらに2〜3分置いて、ドリップを出し切る。

いんげんとともに皿へ。
塩胡椒。胡椒は黒胡椒をミルで挽いて。
ディジョンマスタードも添える。

ビールを開けて、切る。

こんな感じ。
多少、入りすぎのようにも見えるが、
中央部分はもう少し赤い。
均等に入れるのがベスト、なのであろうが。

ヒレなので、流石の柔らかさ。生で見た通り
脂はほぼないが、牛肉らしいうま味。

いんげんのソテーもよくできた。
一袋分、全部食べてしまった。

 

日山

 

 

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