断腸亭料理日記2022

ゆで生落花生

4150号

8月11日(木)山の日 深夜

さて、ちょっと珍しいもの。

浅草ROXの西友で見つけた。

表題の、殻付き生落花生、で、ある。

ゆでて食べる。

最初に、ご存知でない方に向けて書くと、
落花生、ピーナッツは、普通は乾燥させて、
煎って、柿ピーに入ったりしているわけである。

乾燥させない、採れた生の状態で売られているもの、
これが生落花生。(場合によっては、乾燥してあっても
焙煎など加工されていものも、生落花生という
場合もあるよう。)

珍しいものだが、居酒屋などでも出ることがあるので
食べたことがある方も意外に多いのではなかろうか。

珍しいということもあるかもしれぬが、私の
かなりの好物である。

珍しいというのは、ほぼスーパーなどには
売っていない、ということ。
落花生が採れる季節は今、夏から秋であろうが、
この時期にも必ず並ぶものではないだろう。
少なくとも私はそうだし、皆様も見たことは
ないのではなかろうか。

あるとすると、千葉の産直フェアのようなところ、
以前入手したのはそんなところ。
あるいは、それこそ、千葉県の道の駅?
のようなところではなかろうか。
まあ、これは行ったこともないのでわからないが。

西友の売り場はもちろん、青果売り場。

印刷された袋に入っていたので、最初から一般の
青果の小売りルートに販売するためにパッケージ
されているのであろう。

今までは積極的に、あるいは組織的に一般の
小売りルートに流すことは考えられて
いなかったのでは、なかろうか。

それで生のものはスーパーには並ばなかった?。
業務用、あるいは、加工用になっていたのか。

また、生なので文字通り生鮮野菜なのである。
すぐになんらか加工しなければわるくなってしまう。
以前に買った時に、うっかり放置し、わるくして
しまったことがある。
殻付きの見た目だと、焙煎したものとまったく
違いがないので、生鮮という意識がなかったのである。

ともあれ、日持ちがしないのも、あまり流通しなかった
理由かもしれない。

値段は一袋400円ちょい。
ピーナッツとして売られているのと比べれば、
高い、のである。

産地はもちろん、千葉県。

ピーナッツ、落花生というと、八街なんという名前が
すぐに思い浮かぶが、千葉県のシェアは国内産の
なんと八割だそうな (千葉県)。

が、国内の落花生流通量の九割は輸入もの。(同)

やはり国産では値段が合わないのであろう。

一袋400円にはそういうわけもあると思わねば
ならないか。

ゆでるのだが、時間がかかる。

圧力鍋である。

水700tに塩4g。
加熱加圧、10分、との指示でやってみた。

30分ほど置いて、圧が下がればOK。
湯を切って、皿へ。

もちろん、ビール。

いや〜、うまいもんである。

ゆで落花生。

止まらない。

ただ、圧が上がって10分は、柔らかすぎた。
殻を割ったはずみで潰れるものも出てくる。

ただ、瞬く間に食べてしまいそうなので、翌日また
西友に出かけて、二袋買ってきてしまった。

一袋は、冷凍庫へ入れておこう。

二回目。
今度は、圧が上がって5分にしてみた。

5分で十分。
柔らかく煮えている。

さらに翌日、結局、冷凍庫に入れたものも
手を付けることに。

いくらうまい、とはいえ、食べすぎ。

 

 

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