断腸亭料理日記2022
4070号
さて、今日は三本。
4月11日(月)第一食
御徒町・ラーメン横丁・博多豚骨ラーメン[わ蔵]
暖かくなってきたせいであろうか、
少し前からつけ麺が食べたかった。
どこがよろしかろうか。
特にあてもなく、御徒町方面に自転車で出た。
今日もよい天気。
JR高架下、ラーメン横丁を通る。
つけ麺専門店もあり、また[青葉]もある。
ん!?。
そうである。少し前にここ、閉めた店があった。
ここには、5軒が入っていたか。
[青葉]などはずっと定着しているが
入れ替わっているところは入れ替わっている。
なかなか難しい。
新しいところはどんなものであろうか。
名前は、博多豚骨ラーメン[わ蔵]。
博多ラーメンであれば、つけ麺でもないだろうが、
ちょっと様子をみてみようか。
ノーマルな「わくラーメン」700円也。
アップ。
麺は博多の細い丸麺。
ただし、スープ。
これ、色もそうだと思うが、博多のノーマルな
とんこつではない。
とんこつしょうゆ、ではなかろうか。
むしろ、横浜家系に近いか。
逆に家系であれば、太麺。
なんとなく、ちぐはぐのような、、、。
まあ、そう思うのは、思い込み、すり込み、で、
これはこれで、うまい、のであるが。
4月12日(火)第一食
小島町中華[幸楽]
今日もよい天気。
ここのところ、東京は晴れると夏日(なつび)、
25℃前後まで上がっている。
寒いよりも暖かい方が、寒がりな私には
ずっとありがたい。
なにより、気持ちがよい。
今日は、ご飯ものが食べたくて、小島町の
中華[幸楽]。
13時ちょうど、店の前、二人ほど待っていたのが
入っていったところ。満席。
が、調理場の窓からご主人が、なんにしましょう?
と、前に立った私に声を掛ける。
作る速度よりも、席数が少ないのである。
満席でも、先に注文を聞いてくれる。
うっ!?、決まっていなかった。
と、咄嗟に、、、中華丼!。
すぐに入り、カウンターに座る。
そして、中華丼もくる。
濃い味で、うまい中華丼である。
ご馳走様です。
台東区小島2丁目1−3
03-3866-5900
4月13日(水)第一食
御徒町・麺屋武蔵[武骨]
今日こそはつけ麺と、思って出た。
[武骨]。
今、つけ麺というのは、どこのラーメンやでもある。
それぞれオリジナルの味のところが多いと思う
のであるが、定番の味というのもでき始めている
ような気もする。
上野御徒町にはもう一軒、麺屋武蔵の[武骨相傳]という
のがあって、こちらはつけ麺専門で量が売り。
それで[武骨]の方へきた。15時頃。
ここは2003年開店。
なんだかんだ、もう20年にもなるのか。
オラオラ系、とでもいう店員のカラーも、
最近は多少おとなしい?。
(ただこの日は、私語が目立った。女の子の店員と
お兄ちゃんの二人だけ。そりゃ、喋りたいか。だが、
やはり控えた方がよいことは言うまでもない。)
ともかくも、ここうまいとは思う。
私は評価している。
これがつけ麺。
きれいに並べられたもちもちの角太麺。
大きな角煮が一つ。
つけのつゆ。かなり濃い。
食べているうちに薄くなってほしくないのは
もちろんのことである。
そして、魚介系も強めに感じる。
脂も多め、動物系のうま味も濃い。
酸味もあるのか。
先に書いたように、店ごとに様々なつけのつゆ
がある中で、この系統のつけめんつゆ、ある程度定番、
オーソドックスになりつつあるように思う。
なかなかクセになる。
[武骨]つけ麺も、私は好きである。
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