断腸亭料理日記2021

島らっきょう

3824号

 

 

 

3月25日(木)〜

さて、これ。

なんだかおわかりになろうか。

先日、辛子菜を買った佐竹商店街のスーパーで
見つけて買ってきた。

のびる?
あさつき?
エシャロット?。

まあ、いずれ似たようなものだと思うが、
島らっきょう。

島らっきょうというのは、皆様も居酒屋などで
一度くらいは食べたことがあるであろう。
沖縄のらっきょう。
らっきょうというよりは、やはりのびるや
あさつきに見た目は近いかもしれない。

値段はこの一把で300円台。
やはり、このスーパー、いつもではないが、
おもしろい野菜を置いている。

石垣島産と書いてあった。
石垣島はダイビングで行ったことがあるが、
あんな遠くから流通されているとは、驚き。

私も食べたことはあったが、
生のものを手に入れるのは初めて。

どう調理するのか調べてみた。
居酒屋でも出てくる最も一般的と思われる、
鰹節をかけて食べる、あれ。
あれは、軽く塩をして、2〜3日置いたもの
のよう。

塩をしてあの味ということは、
そう辛くはないものといってよいだろう。
一般のらっきょうであれば食べられるまで
塩をして数週間であったか、かなりの時間が
必要である。

青い部分と根本部分を切って、水に漬けておく。
表面の薄皮はむいた方がよいよう。
水に漬けると簡単に薄皮がむけるとのこと。

やってみるとなるほど

こするだけで、きれいにむけた。

一部を残して、ボールで軽く塩もみ。

ラップをして冷蔵庫へ入れておく。

残した分。
これは、ぬたにする。

先日、にぎりの鮨にした生の鰯。
塩をして、酢〆にしておいたものがある。
この酢〆鰯のぬた。

島らっきょうは生ではさすがに辛かろう。
ねぎぬた同様に、ポットの湯を器に入れ、
生の島らっきょうを投入。20秒ほど加熱。
冷水に入れて冷やし、水を切っておく。

酢味噌。
あ、、西京味噌が切れていた!。
鰯のぬただと、西京味噌と八丁味噌の合わせが
よいのだが、、。
仕方ないので、八丁味噌と塩味が強いが
信州味噌を合わせる。
砂糖も多めに入れ、酢と合わせる。

出来上がり。

やはり残っていた鰯二匹は生姜を入れ、
しょうゆで甘辛に煮た。

酢味噌は塩味(えんみ)が強くなってしまったが
島らっきょう、軽く火を通すと、ぬたにもよい。
うまいものである。

翌日。

塩をしたものを一日だが、そのままやはり
買ってきたほたるいかと。
今日は、西京味噌も買ってきた、西京味噌に
和辛子を足した、辛子酢味噌に。

左はめかぶぽん酢しょうゆ。

島らっきょうは塩をして一日でもぬたであれば、十分。
これもまた、うまい。

塩もみをしてから、3日目。
今日は、鰹節削り節をかけて、そのまま。

うまいのだが、酢味噌をつけないだけで、
刺激は強い。
辛いというよりは、香り、匂いを強く感じる。

これは焼酎、あるいは泡盛、、、か。

ともあれ、島らっきょう、おもしろい。
やはり、らっきょうというよりは、あさつき。
らっきょうよりはずっとマイルド。
塩らっきょうは好物だが、簡単にできる。
もっと流通してもよさそうである。

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、簡単な自己紹介をお願いいたしております。
匿名はお控えください。

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月 | 2020 3月 |

2020 4月 | 2020 5月 | 2020 6月 | 2020 7月 | 2020 8月 | 2020 9月 | 2020 10月 | 2020 11月 |

2020 12月 | 2021 1月 | 2021 2月 | 2021 3月

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2021