断腸亭料理日記2021
3890号
今日は二本。
7月5日(月)第一食
路麺よもだそば御徒町店
今日は鉄火丼を食べたくなった。
例の赤酢の酢飯の余りを冷凍しておいたものが
まだある。
あれをレンジで温めればよい。
まぐろは吉池として、その前に第一食。
路麺のそば。
春菊天が食べたい。
仲御徒町の[かめや]、か。
と、その前に、床屋。
[かめや]の昭和通り反対側のQB。
自転車で出る。
今日は曇りでちょいと肌寒く感じる。
半袖のポロシャツに一枚羽織る。
QBで髪を切って[かめや]へ。
なにも考えずに、春菊、といってしまった。
うち、春菊はないんです。
海老か、かき揚げか、、。
あーそうだった、ここ、春菊はなかったんだ。
なぜであろうか。
路麺ではかなりの人気だと思うのだが。
置いてほしいものである。
春菊の頭になっていたので、ごめんなさい、
といって出る。
残念だが御徒町駅高架下の[よもだそば]だ。
[よもだそば]にはあったはず。
きてみると、ちゃんとあった。
温かいもの。
今日は、これに、目についた下足天も足してみた。
春菊、いつも通りきれいに揚げてある。
下足天。
下足天というのは、うまいものである。
路麺ではどこにでもある、というものではない。
日暮里の[一吉]が名物にしていた。
[一吉]は大きかったと思うが、ここは切ってある。
切ってあっても別段味は変わらない。
噛み切りにくいこともあるので、食べやすいに
越したことはないかもしれぬ。
今日、気が付いたのだが、ここ、店内で
そばを作っていた。
機械だが、自家製麺。
私の舌では、つゆが気持ち濃いのが好みだが、
[よもだそば]なかなかよい。
うまかった。
ご馳走様でした。
台東区上野5丁目27-6
03-6284-2301
7月5日(月)第二食
赤酢の酢飯で鉄火丼
[よもだそば]に寄って、目の前の吉池へ。
スライスしてある中トロ。
もう一つなにか?。
芝海老。
例によって、から揚げでよいか。
揚げるだけ。
それから、いつもの、めかぶ。
帰宅。
芝海老。
佐賀県産。有明海ということか。
芝海老というのは、江戸湾、芝の前の海、
芝浦で獲れていたから。これは実際に芝浦に限らず、
隅田川河口、江戸湊、今の新川あるいは、鉄砲洲
あたりでも車海老と並んでよく獲れていた。
砂地の遠浅であったのである。
また、一方で、小さい海老という意味から、とも。
どちらが正しいか。江戸期の文献にも芝浦で獲れるから、
と書かれているものもあるようだが、不明としておこうか。
めかぶ。
まぐろ中トロ。
インド洋ミナミマグロ。
芝海老は、なにもしない素揚げ。
油はサラダ油。
泡が少なくなったら、あげる。
塩を振って、皿へ。
凍っている赤酢の酢飯はレンジで700w、2.5分〜3分。
丼に移し、海苔を敷き、まぐろ、もう一度海苔。
生わさび、と、思ったのだが、いつのものか忘れたが
いい加減、だめになっていた。
それで、チューブ。
鉄火丼、というのは、赤身もよいが、やっぱり
中トロにとどめを刺すだろう。
うまい。
酢飯との間に海苔、というのが、肝のように思う。
鮨やでは、必ずこうしている。
やはり、これがうまい。海苔の存在感が大切。
ほんとうは、もみ海苔なのであるが、ちぎってある
もみ海苔を使っていたのだが、なくなったので
細切りのものを買ってきた。
これ、見栄えは明らかにもみ海苔よりもよい。
だが、味としての海苔の存在感が欲しい時には
もみ海苔を使うべき。つまり、上は見栄えで細切り。
使い分けるべきであった。
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