断腸亭料理日記2021
3904号
引き続き、鶏の足のインドカレー。
昨日は、圧力鍋で鶏の足の下煮。
玉ねぎを冷凍し、レンジ、フライパンで炒め、
下ごしらえ。
次は、スパイスをあたり鉢でパウダーにする、まで。
パウダーにするのは、インドであれば専用の
石だったり、金属の鉢、と棒のセット、
スパイスグラインダー。
買ってみようかと考えたこともあるのだが
踏み切っていない。
日本のあたり鉢とあたり棒で、そこそこ問題なく
粉にできており、おそらくそう機能と手間は
変わらないのでは、と思うのである。
買うのであれば、手間が減る、電動ミルのようなもの。
これも専用のものはないようで、コーヒー豆やら
胡麻すりなどとの兼用。
まあ、そう頻繁に使うものでもないので、
今のまま、日本のあたり鉢を使うことに
なりそうである。
ともあれ、スパイスを粉にし、
狐色になった玉ねぎ、にんにく、生姜の
フライパンに戻る。
水を少し加え、挽いたスパイスを投入。
黄色いのはターメリック。
これは、パウダーで買ってあるもの。
黄色の素、で、ある。
ターメリックというのは、生姜の仲間で似たような
ミテクレのものだと思うのだが、ホールのものは
実物は見たことがない。
売っていないのでは、なかろうか。
すべてパウダーである。
赤いのはレッドペッパー。
これもパウダーのもの。
これを弱火でよく合わせる。
練るといった方がよいか。
ここにさらに、ホールで入れるもの。
ベイリーフ(ローレル)、シナモン、クローブ、
マスタード。
シナモン、クローブはパウダーも売られているが
ホールで入れるのがインドのレシピでも一般的。
理由はよくわからぬが、習ってやっている。
油を少し足して、一緒に炒める。
香りが出やすいか。
鶏足を圧力鍋で下煮した鍋。
こちらは、十分柔らかくなっているよう。
フライパンの玉ねぎ、スパイスを入れる。
水の量は下煮をした水量に少し、足す。
足四本で、出来上がり量をイメージしている。
コンソメ一つ。
トマト缶、半部。
レッドペッパーも少し足す。
カレー粉、S&B赤缶、
さらにS&Bガラムマサラ。
これは先に入れたスパイス類をまとめるため。
逆に、スパイスをバラで入れずにカレー粉のみでも
同じ調理法でインドカレーはできるのだが、
どうしてもパンチがなくなる。
前にも書いているが、スパイスそれぞれの個性を
見極めて強弱を付ける、というのが、本当なので
あろうが、正直に言うと残念ながら私にはできない。
それぞれを挽いているので、その時は
香りは分かるのだが、一緒になるとどうなるのか
となると、もう皆目藪の中。
ただ唯一、クローブだけは、あの香り、というのが
判別できる。
先日の、神田[エチオピア]はクローブ強調
カレーであるが、ここのカレーを食べて
やっとわかったのであるが。
それで、意識的に他のものよりは、
クローブをちょっと多めに入れてみている。
実験として他のものも、違いがわかるくらいの
強弱を付けて作ってみようか。
ともあれ、ふたをして、煮込む。
20分程度でよい。
ご飯もここで、炊飯器のスイッチオン。
タイジャスミンライスがまだ大量にある。
20分終了。
最後に、カスリメティーリーフ。
豆の葉っぱだが、これは私は好み。
さやえんどうのような?、豆類のうまみ。
出来上がり直前でよいよう。
香りが飛ぶ。
そして、ここで、塩。
最初からまったく塩類は入れていないが、
どこで入れてもよいと思うが、食べる直前で
いいだろう。
出来上がり。
ご飯も切れて、盛り付け。
きゅうりのピクルスを添える。
インドカレーには福神漬けではなく、
ピクルスがよい。
黒っぽいのがカスリメティー。
総じて、うまくできた。
スパイスのバランス、辛さも私の好みには
なっている。
鶏の足は簡単に骨から外れる程度には
柔らかく煮えている。
ただ、思ったよりも脂っこい。
これは鶏の足、皮から随分脂が出ている
のであろう。
ともあれ、90点ぐらいにはなったか。
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