断腸亭料理日記2021
3915号
8月10日(火)第一食
ワクチン職域接種の二回目。
TABICAさんのご厚意で打たせていただいた。
これで、まあ、一安心といったところか。
今、これを書いているリアルタイムで8/11、13時、
37.1〜2℃程度の微熱でだるい。腕も痛い。
ロキソニンを飲んでいる。
1回目よりも多少きついがまあ、こんなもの、なのであろう。
様子を見るしかなかろう。
この接種場所が一度目と同じ場所なのだが、
隣のビルに、赤坂四川飯店が入っていたことに
気が付いた。
14時からの接種予定で、少し早く行って、
食べようと考えた。
赤坂四川飯店といえば、言わずと知れた、
日本の四川料理の草分け、陳建民氏が開いた店。
その本店。
息子さんのご存知、建一氏に引き継がれ、
さらに今は三代目建太郎氏が社長。
建太郎氏がメディアにも登場するように
なっている。
一度、この本店にきたことがあったはずなのだが、
場所など、すっかり忘れていた。
住所は平河町、最寄り駅は地下鉄永田町・赤坂見附。
青山通り三宅坂の北側。
都道府県会館、砂防会館、昔プリンスホテルがあったか、
今はガーデンテラス紀尾井町。その西はニューオータニ。
南側は自民党本部、衆議院議長公邸。
坂を下りると、赤坂見附交差点。
場所柄、有名店老舗の出店も多い。
ふぐで有名な、下関春帆楼東京店、
うなぎ池之端伊豆榮の永田町店、ガーデンテラスには
人形町今半も入っている。
12時半すぎ、エレベーターで上がり、店に入る。
ほぼ満席。
ウエイティングスペースの椅子に掛けて待つ。
正面になにやら額が掛かっている。
陳建民氏のどうも、勲章のよう。
賞状のような部分の中央に大きな、天皇御璽の赤い印。
左側に勲章本体。
ほう、勲章というものを初めて見たが、こんなもの
なのか。
調べても建民氏がなにを取られたのかはわからなかったが、
流石である。
やはり、日本の四川料理のまさに草分け。
ややあって、テーブルに案内される。
ここのウエイター氏、ウエイトレス氏、
実に、きめの細かいサービスをされている。
一流ホテル並み、いやそれ以上かもしれない。
奥の大きな丸テーブル。
アクリル板で仕切られ、もう一人の一人客と
シェアするよう。
ランチのコース、6000円也から、料理二品の2900円の
セット、麺類、点心類のアラカルトももちろんある。
だが、やっぱりここは陳麻婆豆腐の定食にしよう。
1500円也。
やっぱりここへきたら日本四川料理元祖の
麻婆豆腐を食べなければいけなかろう。
すぐにきた。
スープと搾菜とご飯。
見ると、前に座ったお姉様は麻婆豆腐ともう一品、
牛肉の冷製との二品セット、2900円のよう。
なるほど、こういうこともできたのか。
麻婆豆腐アップ。
スープはえのきの入った濃厚だが上品なもの。
そして、本家陳麻婆豆腐。
有名なものなので、食べられた方も多いかもしれない。
また、陳麻婆豆腐という名前を冠した麻婆豆腐は、
それこそチェーンにもなっているのか、たくさんある。
味は、多少辛めだが、辛さも、花椒の痺れも
かなり抑えめ。
豆腐はかなり堅めの、木綿のよう。
ベースの味は、甘辛濃いめ。
水気というのか、スープ感は少なく、ドロッと
した感じ。
ある意味、この味が日本の麻婆豆腐のスタンダード
といってよいのであろう。
バランスが取れている。中国四川省にこの味の
麻婆豆腐があるのかは、別の問題であろうが。
ただ、やはり、これが自分の理想なのか、
と、聞かれればやはりそうではない。
おもしろいもの、で、ある。
辛さや痺れはもう少しあってもよいが、
甘辛はもう少し抑えめ、スープ感があっても
よいか。
結局、自分で作るのはそこを目指している
ということになる。
ともあれ。
ここ、麻婆豆腐はやっぱり食べたいが、
麺だったり点心だったり、チャーハンも
食べてもよいかもしれない。
麻婆豆腐ともう一品、定番中華。
おそらく、定番中華もうまいはず。
ご馳走様でした。
P.S.
ワクチン接種をしていただいた、お医者さん、
看護師さん、そして、開催、運営されていた
関係の皆様、篤く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
ドクター、ナースの皆様は尋常ではない日々が
長く続いており、まだまだ終わりが見えないかもしれません。
私達は、これ以上ご迷惑を掛けぬよう生活をすること
くらいしかできませんが、皆様のご尽力に深い敬意と
感謝を申し上げます。ありがとうございます。
くれぐれもご自愛くださるようお願い申し上げます。
P.S.2
その後、体調は、8/12、朝には無事、
平常に戻っていました。
千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館5F・6F
03-3263-9371
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