断腸亭料理日記2021
週が明けたが、もう少し休み中。二つ。
3920号
8月18日(水)第一食
御徒町・路麺[よもだそば]・冷やしたぬき
おろし入り
なにを食べようか、なかなか思い浮かばぬ。
こういう日記を書いていて、なにを食べるかは
むろん、大問題。
続けるというのは、簡単なことではない。
今日は「赤酢の酢飯で」鮨シリーズを思い付いた。
ちょっと間があいたか。
苦しまぎれではあるが、ねたにはなろう。
昨日までは西日本の大雨に引っ張られるように
こちらも雨模様で少し涼しくなっていたが、
今日からまた、暑さが戻ってきているよう。
吉池に魚の調達に出る。
吉池というと、ここのところ吉池ビルの前にある、
JR高架下の路麺[よもだそば]。
冷やしのそばがちょうどよい。
ここはすべてのそばが冷やしにできる。
冷やしのそばというと、もり、ざる、そして
ぶっかけがある。
ぶっかけとは、もちろん、丼で冷たいつゆを
そばにぶっかけたもの。
一番代表的なものは冷やしたぬき、で、あろう。
街のそばやにもある。
だが路麺では逆にないところもあったりする。
ぶっかけはうどんでもそばでも、私は好きなメニュー。
そして、おろしを入れたい。
[よもだそば]にはおろしというメニューは
定番メニューになく券売機にもない。
なぜかわからぬ。
需要が少ないのか。
おろし、をそばに入れるのは、東京では
定番であったと思うのだが、忘れられつつあるのか。
ただ、聞いてみると、おろし自体は[よもだそば]には
あった。他のメニューで入れるものがあるのだろう。
それで、冷やしのたぬきに現金でおろしを追加。
なんということもない、冷やしたぬきおろし入り。
これがうまい。
台東区上野5丁目27-6
03-6284-2301
赤酢の酢飯でまぐろといかのにぎり
8月18日(水)第二食
吉池で、にぎり鮨にできるねた探し。
先日あった、すみいかの子供、新いかがあれば、とも
思ったのだが、今日はなし。
穴子は、今日は太いものもある。
鯵、鰯、もあるが、このところ続いている。
うーん、、、。
鯛?!。
さばいて〆る。
そんな手間はしたくないし。
くえ、だの白身もいろいろある。
だが、にぎりの鮨というのは、珍しいものは
シロウトは手を出さぬ方がよいだろう。
やはり、定番に限る。
いいか。
いつもある、ちょうどにぎりぴったりに切られた
まぐろ中トロ。
にぎればよいだけ。
で、あれば、いか。
いかは、一匹のものはするめいかなどもあるが、
刺身で細くそうめんに切られたもの。
これをまとめてにぎればよいだろう。
生わさびは先日[前川]の白焼き用に買ったものがある。
帰宅。
これ。
いつもの通り、飯を炊いて、赤酢の酢飯を作る。
わさびもおろし、いつも通りにぎる。
にぎれた。
まぐろはにぎり用、に、切られたもの
なのであろう。
この形に合わせて酢飯を取ってにぎればよいので
形も作りやすい。
いかはそうめんに切れているが、同じような
にぎりを作って、その上にのせてにぎった。
意外に、そう難しくない。
上からしょうゆをたらしてある。
アップ。
まあ、トウシロウとしたら、十分であろう。
まぐろは、インドまぐろのいい色の中トロで
なかなかうまいが、ちょっと、薄いか。
するめいかはも上々。
お手軽ではあるが、今日は、まあ、成功。
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