断腸亭料理日記2020
今日は三本立てで。
9月23日(水)第一食
ちょっと久しぶりの、ご近所、稲荷町の洋食[ベア本店]。
下町らしい、洋食や。
出前もしてくれる。
愛すべき店。
てくてく歩いて、出掛ける。
1時すぎだが、ほぼ満席。
近所のサラリーマン、私のような近所の者。
安定した人気。
ここはメニュー数も多い上に、ランチ用メニューを
三つほど用意している。
きてみると、今日のランチにはカツカレーが入っている。
650円。ちょい安。
カツカレーも好物の一つといってよいだろう。
これは頼まないわけにはいかない。
ノーマルなカツカレーのカツよりはちょいと薄いか。
このカレーの味、変わったのではなかろうか。
濃く、うまくなった。
老舗といってよいと思うが、こういうことが
あるものか。
03-3831-6430
台東区東上野2-2-9
9月24日(木)第一食
昼、貼り紙が貼られていた
持ち帰りのかつ丼を買いに行ってみた。
すると、今日の持ち帰りはかつ丼ではなく、
カレー、ヒレカツカレー。
ちなみに、他のノーマルメニューも
ほぼ、持ち帰りができるよう。
あー、昨日、カツカレー。
だが、やっぱり、ここのカツカレー、食べてみたい。
カツカレーなら二日連続でも、OKである。
容器入りでもらって、帰宅。
開けると、こんな感じ。
ヒレカツが三つ、四つ(?)。
カレーはかなりマイルド。
気持ち、物足りないか。
ヒレカツは、ふたをしていたからか、ちょっと
蒸れた感じだが、さすがに肉がうまい。
嬉嬉豚というのは、うまみが濃い。
持ち帰りは、日替わり?。
またきてみよう。
03-5830-6850
台東区松が谷1-4-6 ライオンズマンション上野松が谷 1F
もう一つ。
9月25日(金)第一食
“路麺”で、ある。個人営業の立ち喰いそば。
拙亭至近、春日通りと清洲橋通りの交差点にあった、
[アズ(ヅ)マ]
が閉店してしまってから、路麺難民になっている。
[アズ(ヅ)マ]、特段の有名店ではなかったが、
味のある路麺。週一で寄っていた。
やっぱり、たまに路麺はどうしても食べたくなる。
昨夜から、どこへ行こうか考えていて、思い当たったのが
日暮里の[一由そば]。
どうせ自転車なのだが、選択肢は多い。
千束[ねぎどん](金曜休み)
は鉄板。
凸版印刷本社前の[二葉]
もよい。この二軒は近くでは外さない。
だが、ここ、今、元気なのではなかろうか。
日暮里の[一吉そば]。
遅ればせながら、去年12月、初めて行ったが、天ぷらの品揃え、
その個性、今は姿を消しつつある、正しい路麺。
そして、なにより活気がある。
日暮里らしいかもしれぬ。
が、朝起きると、雨。
だが、決めていたので、これは行かずばなるまい。
全身の合羽を着て、長靴を履いて、自転車で出る。
日暮里は、山手線でいえば、上野、鶯谷の次。
荒川区であるが、台東区根岸の隣町で意外に近い、のである。
しっかり漕げば、15分程度で着く。
立ち喰いなので、合羽のままでも、いいだろう。
12時台、注文を待つほど。
待っていると「太そば」という貼り紙が目に入った。
こういう新しいものを出すのも元気な証拠であろう。
雨の中だが、一所懸命自転車を走らせたので暑い。
冷やしもあるので、太そばの冷やしで、ここ看板の
下足天。
できた。
アップ。
路麺では、なかなかの新機軸ではなかろうか。
しっかりとした、噛み応え。うまい。
作っているのを見ていたら、冷凍麺であったが、
考えたもの、で、ある。特注のようだが冷凍であれば、
すぐに出せる。
ご馳走様でした。もう少し、近くにあればなぁ。
荒川区西日暮里2-26-8
03-3806-6669
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