断腸亭料理日記2020
10月28日(水)第二食
さて。
これ、書くつもりはなかったのだが、
うまかったので、書くことにした。
冷凍庫にいかがあった。
9月に天ぷら用にハナマサで買ったもの。
下足なしでえんぺらと胴だけのもの。
まだ、3杯分あった。
これをなにかにしようと考えて、イカリングフライに
たどり着いた。
いかを輪切りにして、フライにしたもの。
まあ、居酒屋などにもありそうな、あたり前のもの。
だが、私、結構好き。
あまりにも、あたり前のものなので、今は、
居酒屋などにもないかもしれぬ。
意外に食べる機会は、減っているのではなかろうか。
5年前に、フィリピンにダイビングに行った際に
リゾートホテルのレストランで食べたのが
最後かもしれぬ。
ボラカイ島である。フィリピンの人が食べるのか、
わからぬが、こんなところにあったのは、びっくり。
ともあれ。
いかは水で解凍して、えんぺらを取る。
皮をむこうとしたのだが、切れてしまってうまく
むけない。
あきらめる。まあ、よいであろう。
そして、リングなので当然輪切り。
普通は1cm程度の幅であろうが、
ちょっと大き目、1.5cm〜2cmにしてみる。
皆さん、いかがであろうか。
私は、衣は厚め、いかは大き目がうまいと考えた。
海老フライなどでも海老の倍以上の大きさの衣、
なんというのは、さすがによくないが、厚め、
しっかりがよい。
薄い衣では頼りない。
玉子冷水を作る。
しっかりした衣のために玉子二個。
パン粉も用意。
細かいものしかなかったので、それ。
玉子冷水に天ぷら粉を入れてしまう。
竹串を用意。
竹串に引っかければ手が汚れない。
厚い衣のためのポイントはもう一つ。
二度付け、で、ある。
普通のフライであれば、小麦粉→玉子冷水→パン粉、
の順で終了ある。
これを、玉子冷水に小麦粉を入れたもの→パン粉→
もう一度、玉子冷水に小麦粉を入れたもの→パン粉。
自己流ではない、プロでこういう技がある。
ちょっとつきすぎてしまう、ものも出てくるが
かなりしっかりした衣になる。
衣のボールに段々にパン粉がたまって、最後には
どろどろになっていく。
最初と最後では粘度が違うということである。
最後の方が衣がより厚くなる。
まあ、こういったことを頭に入れておかなければ
いけない。
揚げ鍋に油を用意。
170℃程度でよいか。
衣が厚いので、じっくり。
いか三杯分なので、ちょっと量もある。
揚がった。
ちょっと不格好。
実際の量はこの二倍ある。
さて、ソースである。
冷蔵庫に常備してタコスチップを
ディップして食べている。
これにケチャップを加えて少しマイルドに。
盛り付け。
ソースは真ん中に。
アップ。
ビールを開けて、食べる。
お!。
これ、かなりうまい。
天ぷら粉なので、カラッと揚がっている。
皮はむいていないが、まあ問題はない。
実は、上の写真の手前中央が、衣二度付けをしていないもの。
一つだけ作ってみた。
比べると、やっぱり頼りない。
衣もうまい、のである。まあ、私の好みではあるが。
しかし、たくさんできてしまった、、、。
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