断腸亭料理日記2020
さて、連休中はお休みをいただいた。
基本、暦通りというつもりであった。
私などは、以前からぼんやりした日常であるが、
皆様はコロナの影響でたいへんな休みであったと思う。
私は、基本、ほぼ外食はしない状態を続けている。
いつも行っている、床や、QBも休み。
髪も切れない状態である。
いつもお世話になっている飲食店も厳しい状況が
続いていると思われる。
状況を見つつ、持ち帰り、または空いている時間に
行ってみようかとも思っている。
東京は若干の下降線が見えてきてもいる。
もう一息であろう。
日本のPCR検査が全く機能しなかった。
これは、日本の感染症対策の中心が区市町村の保健所で
あったということ。
保健所のキャパが人的にもハード的にもコロナの
感染拡大スピードに全く追いつかなった。
担当の方々のご苦労は想像に難くないが、まるっきり
日本のシステムが対応できていなかったといって
よいのであろう。
3月の上中旬頃であろう。
ある程度、こういったことが厚労省などでもわかっていた
と思われる。国としては認められないのであろうが。
では、どうしたらよいのか。
システムを急に変えることはできない。
緊急事態宣言。
出歩かない。
三密を避ける。
人の集まるもの、ところ、夜の商売の閉店。
感染者はある程度把握することはあきらめ、
集団免疫ができるまで、だましだまし、ソフトに
押さえていく。
そんな方向性であったのか。
それで、どうなったかというと、院内感染の多発。
医療リソースのひっ迫。
医療従事者の方々のご苦労は筆舌に尽くしがたい。
気付かぬまま、行き倒れてしまったり、急変し
自宅で亡くなった方々もいる。
政府や自治体の批判はいくらでもできるが、今は
まだその段階ではないのだろう。
これは、ある種の戦時であると考えている。
緊急性もあり、またそれで、右往左往せざるを得ないことも
残念だが、甘んじなければいけないのかもしれぬ。
医療従事者の方々など前線で戦われている方々。
物流、スーパーその他、ライフラインを支えて下さっている
方々。閉店を余儀なくされている飲食、夜の商売の方々。
また、その他仕事で外へ出ざるを得ない皆様。
生活、心身ともに疲弊されていると思われる。
もう一か月、続くと思うと果たしてもつのか、とも思われよう。
たまには、安全な形での息抜きも必要であろう。
とにかく、この状況を皆で共有し支え合うこと、なのであろう。
のんきな毎日を送っている私であるが、今、こんな風に
考えている。
さて、そんなことで、この連休食べたものをいくつか。
4月29日(月)第一食
まず、これ。
小籠包である。
先日の蒸し餃子。
餡を半分、冷凍しておいた。
またまた、生地をパン焼き機で作って、皮を伸ばし、
包んで、蒸す。
前回の餡にさらに、味覇としょうゆで中華スープを作り、
ゼラチンを入れて固めたものを加えて包んだ。
味としては、まあまあである。
スープも上々。
ただ、問題は大きさ。
写真では縮尺が、今一つわからぬかもしれぬが、これが
原寸程度。
レシピは、今日の料理、脇屋シェフのもの。
だが、忠実に作っていなかったという反省である。
小籠包の場合、もう二回り、三回りほど大きくしなければ
いけなかった。つまり皮を薄くもう少し伸ばす必要があった。
皮が厚く、具が少ない、という小籠包である。
水餃子よりも随分と難しい。
次。
4月30日(木)第一食
先日のかき揚げぶっかけそば
の残りで、生そばをゆで、同じく大根をおろし、
ぶっかけたぬき、になるか。
まあ、ほぼ同じものなのだが、やっぱりうまい。
ポイントは、冷たくなった天かすやかき揚げを
一度、オーブントースターで温め直すこと。
どうせ、冷やしのぶっかけなので、冷たいままでも
よさそうに思うのだが、まるで違う。
香りがよくなるし、小麦のでんぷんも温め直した方が
うまくなるのかと思う。
次は、これ。
5月1日(金)第一食
見た通り、ナポリタン。
玉ねぎと角切りベーコン。
チーズだけは、本物のパルメジャーノ。
こんなものも、うまい。
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