断腸亭料理日記2020
7月31日(金)第一食
さて、名古屋名物、味噌煮込みうどん、
で、ある。
某TV番組で「名古屋飯」SPをやっていた。
ご存知でない方もいるようだが、私は転勤で30代前半
3年ほど、名古屋に住んでいた。
そもそも98年、
この日記を書き始めたのもこれがきっかけ、で、ある。
もちろん、丸に八の意味も以前から知っていた。
名古屋では、いろいろな店でなん度も食べているし、
自作もするようになった。
味噌かつはどうしてもいけなかったが、名古屋飯の中でも、
味噌煮込みはひつまぶしと並んで、好きになった。
味噌煮込みうどんは似た名前の店があるが「山本屋“本店”」が
ダントツにうまい。名古屋駅の新幹線側の地下にも
入っているので、
その後も名古屋に行けば必ず寄っていた。
しばらく食べていない。
作ってみようか。
ポイントは濃さ。
濃くすることには、いくつか手がある。
一つはベースの出汁。
もう一つは、出来上がった味噌のつゆの中で
うどんを生から茹でること。
出汁。
私は、鶏と魚介の二種類を混ぜている。
西友に材料の買い出し。
鶏出汁のために手羽。やはり骨付きは出汁が出る。
具としての鶏もも肉。
うどんは、生うどんがなかったので、半生の讃岐うどん。
西友は、不思議とこういう普通のスーパーであれば、
まず置いているものがないことがある。
鈴廣の蒲鉾、ねぎ。あとは玉子だがこれはある。
作る。
最初に魚介系は出汁パックで取っておく。
手羽は圧力鍋で。
加圧加熱5分で、30分放置。
出汁が取れた。
手羽はここから甘辛に煮ておく。
土鍋に魚介と鶏出汁を合体。
二人前なので大きな土鍋。
ここに、味噌を溶く。
味噌はもちろん、八丁味噌が主だが、「山本屋本店」も
そのように言っていたと思うが、赤味噌だけではなく、
他の味噌も入れる。
私は、赤だし味噌汁同様、信州味噌も足す。
ただ、少し八丁味噌の味濃いめの1:4程度。
味見。OK。
これで味噌のつゆができた。
うどんはこんなもの。
「山本屋本店」のうどんはかなり堅いのだが、
まあ、ゆで加減は好み。
うどんを投入。
うどんのゆで時間は袋の表示では10分なので、
これを目安にする。
鶏肉も先に入れる。
ねぎを切る。
味噌煮込みは名古屋のものなので、
青い部分を中心に斜めに切る。
生玉子、蒲鉾も切る。
うどんが柔らかくなってきたら、具を投入。
鍋に投入。
軽く煮込んで出来上がり。
さて、どんなものか。
ビールを抜いて食べる。
うまい。
かなり濃くできた。
塩味が思ったよりも強かったが、
実際に、こんなものであろう。
名古屋でも、味噌煮込みうどんでご飯を食べる。
「山本屋本店」ではご飯は頼めば、漬物もついて、
ご飯も漬物もお替り可。
まあ、それだけ塩味の強い濃さ、なのである。
これがうまい。
うどんは、ちょっと柔らかめにあがった。
袋の表示の10分というのは多少長めであった。
つゆの中で茹でるのでとろみがでる。
この加減はよい感じである。
いくらでも食べられてしまう。
うまい、うまい。
長かった東京の梅雨もやっと開けそうである。
暑い時に、熱いものをたっぷり食うのもまた
よいもの、で、ある。
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