断腸亭料理日記2020
12月25日(金)第二食
さて、クリスマス、、、
と、いうほどのこともないが、
内儀(かみ)さんが、ラムチョップを
買ってきた。
少し前に、例の和知シェフのレシピで
ラムチョップをソテーをしてみた。
ちょっと、焼き時間が少なかったのが、反省。
かなり羊くさかった。
今日は、生のタイムを買ってきた。
これでしっかり焼いてみようか。
まず。
ラムチョップに塩胡椒。
それから、生のタイムは包丁で細かく
切っておく。これはレシピ外。
オリーブオイルをまぶし、表裏にタイムも
まぶす。
生のタイム、残してもしょうがないので、
ラムチョップ四本に、パック全部使ってみた。
ラムのソテーにはタイムではなく、
オレガノのレシピもフレンチにはあるよう。
ともあれ、これで30分置く。
生タイムはかなりの香り。
しっかり、香りを付けてみる。
フライパンを熱し、タイムを落としたラムチョップ。
脂身を下に立てる。
立てて動かさずにそっとしておく。
火をよく入れ、脂を出す。
脂身がよい感じになったら、倒して片面を
こんがりと、焼く。
焦げ目が付いてきたら、ひっくり返す。
ここで、落としておいたタイムを
もう一度上からまぶす。
ここから、ふたをして、2分。
火をとめて、ウェルダンを目指し、余熱で置いておく。
前回の付け合わせは、フンムス、ひよこ豆の
アラブ風ディップを作ったが、今日は、
先日の冬至かぼちゃにしよう。
安倍川にしてみようか。
フレンチっぽいものに、いささか妙か?!。
まあ、よい。
皆さま、かぼちゃ、唐茄子(とうなす)の安倍川
というものをご存知であろうか。
ゆでたかぼちゃにきな粉を掛けただけのもの。
これを唐茄子の安倍川という。
むろん、安倍川といえば餅にきな粉をかけた
(プラス砂糖)ものをいう。
餅をかぼちゃに替えたもの。
まあ、貧乏人の料理ということになろうか。
落語(人情噺)「唐茄子屋政談」に出てくる。
私もこの噺を聞いてもどんなものかはわからなかった。
むろん食べたこともなかったが、調べて判明し、
作ってみたら、案外うまかった。
かぼちゃスライスはラップをしてレンジ加熱。
簡単でよい。
ここにきな粉をかければ、唐茄子の安倍川の
出来上がり。
砂糖もなし。超簡単。
盛り付け。
ビールを開けて、食べる。
唐茄子の安倍川。
これ、思ったより、うまい、のである。
かぼちゃときな粉、そのままの味、といってしまえば、
それっきりであるが、うまい。
ラムに合うかどうか、だがまあ、よいではないか。
かなりのタイムをしっかり使った。
ラムチョップを切って食べる。
意図通り、よく焼けて入る。
それで、羊くさくはない。が、タイムくさい。
タイムというのは、どんな香か。
また、例によって、ハーブ、スパイス類を
表現する日本語はない。
無理矢理いおうとすると、
さわやか、なんという言葉にしかならない。
生のタイムは、カモミールなどにも少し
似ているかもしれぬ。
だがまあ、段々、慣れてくる。
慣れてくると、それなり。
私の口に生のタイムが親しんでおらず、
このくらいでちょうどよかった、のかもしれぬ。
今日のところはよしとしよう、か。
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