断腸亭料理日記2019
9月12日〜10月4日(金)
今日は、ラーメン。
表題の二題、二軒。
離れているが、三日間の昼飯。
まずきっかけはTVの「マツコの知らない世界」。
9月の放送分。
ご覧になった方もおられるかもしれぬ。
“台湾まぜそば”。
まあ、あの方は、うまそうに食う。
実際のところあの体格なので、甘いものも好きなようだし、
量もかなりいくのであろう。
ともあれ。
うまそうであったのである。
食べたこともなく、取り上げられていた一軒が自転車で急げば10分程度の
秋葉原で、さっそく翌日、行ってみることにした。
[麺屋はるか]秋葉原本店。
10時開店と早いが、私がきたのは11時半すぎ。
中央通り沿い、西側、ソフマップの並びの地下。
きてみると、既に列。
放送日翌日だからであろう。
地下への階段に並ぶ。
写真が貼られている。
残ったたれにご飯を入れて食べる追い飯が無料。
これが“台湾まぜそば”の決まりらしい。
10分ほど待って、入り、券売機で券を買う。
ノーマルの並盛、850円也。
そこそこ広い店内だが、むろんびっしり満席。
やや待ってきた。
細かく切った、ねぎ、にら、味付きの挽肉、きざみ海苔、
魚粉、白いのはおろしにんにく。
センターに卵黄。
“台湾まぜそば”というのは名古屋発祥。
数年前から東京にも進出していたよう。
そもそもはご存知の“台湾ラーメン”。
名古屋の台湾料理店のもの。
私も名古屋在住時、当時はまったく名の知れたものでは
なかったが、食べたことがあった。
まあニラと味付きの豚ひき肉ののったしょうゆ味のラーメン。
ここから、名古屋のラーメン店のご主人が台湾ラーメンを
開発しようとしていたところ、この汁のないまぜそばができた、
という経緯らしい。
上記のような具材がのって、しょうゆベースのたれが入っている。
よくかき混ぜる。
もっちりとした太麺。
辛味はそれほどでもなく、味はよい。
しょうゆと卵黄。
これに魚粉がポイントであろう。
魚粉というのは、削り粉などともいうようだが、削り節などの
粉になったもの、という理解でよいのか。
富士の宮焼きそば、静岡おでん、など
あの界隈で多用されている。
途中で、昆布酢を足して、
アジヘン。
酸味が加わり、また、よい。
麺を食べ終わり、やはりそこそこの量なのだが、
ルール通り、追い飯を頼む。
http://www.dancyotei.com/2019/oct/haruka_oi.jpg
混ぜ、食べる。
飯が入るだけで、もちろん、味は変わらない。
なるほど。
台湾まぜそば。
こういうものであったか。
今はあまり見なくなったが、味付き挽肉のまぜそばは
ジャージャー麺といって台湾料理であったと思うが、
結局、あれの進化系というようなことにもなるのだろう。
ただ、追い飯まですると、かなりの量。
次はやめよう。
千代田区外神田3−13−7
田中無線電機ビル地下1階
03−5294−2311
さて、次。
家系である。
ラーメンフリークでない方も、ご存知であろう。
横浜発祥。
○○家(や)という屋号で、暖簾分けで広がった系統。
濃いとんこつしょうゆ。
太麺で、海苔とほうれん草がのるのが、目印であろう。
また、麺かため、味濃いめ、、、等々、細かいカスタマイズを
聞いてくれて、混んでいても口頭の要望を聞き取って、
間違いなく、それぞれに出すという技も、家系の特徴と
言ってよかったのではなかろうか。
拙亭近所にも[寿三家]というのがあって、長年通って
いたのだが、最近閉店してしまった。
一方、数年前から、赤黒の派手な看板で○○家を名乗る
ラーメン店を見たことのある方も多かろう。
私の近所、上野・浅草でも数多くある。
これらは複数の系統があるようだが、チェーン店。
むろん、スープはセントラルキッチンから運ばれてくるもの。
見た目も、入っても一目でチェーンとわかるが、通り道にあり
時間がない時に複数回入ったことはある。多少安い?。
割り切って、腹を満たすだけの目的で食べれば、まあ、
食べられる。
つづく
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