断腸亭料理日記2018

ケイジャンチキンとペコロス

10月10日(水)夜

ケイジャンチキン、で、ある。

なんだか無性に食べたくなった。
このところまた、気温が上がっているというのもある。

帰り道、ハナマサで鶏肉を買う。

ん?。

野菜売り場でちょっと目についたものがあった。
ペコロス、で、ある。
いわゆる小玉ねぎ。

いつも行く三筋の天ぷらや[みやこし]でよく揚げてくれる。
うまいものである。
一袋20個ほど入って、200円。
意外に安い。

料理したことはないが、
付け合わせにでもしようか。
ケイジャンといえば、コーン。
ペコロスとコーン?。
なんだかよくわからぬが、ペコロスだけよりは
多少にぎやかにはなろう。
生のトウモロコシはもう売り場にはない。
缶詰のコーンを購入。

鶏肉は安い切り落としの大きなパック。

帰宅。

ケイジャンチキン。ケイジャン料理というのは以前に
なん度か細かく書いている。

その1 その2

どちらにしても、クセになる“あの味”である。

その本体はケイジャンミックスなるスパイスのミックス。
シーズニングである。

これを肉にまぶして焼けば出来上がってしまう。
簡単なもの。

洗った鶏肉にシーズニングを混ぜ込んでおく。

さて、ペコロス、である。

あまり野菜売り場でも見ない。
3cmほどであろうか。

これをどうすればよいか。
ちょいと調理法を調べてみる。
まずは皮をむいて、両端を切る。
そこからフライパンでベーコンなどと焦げ目がつく程度に
ローストし、白ワインを入れふたをし、蒸し煮にする。
これがよいかもしれぬ。

最後に蒸し煮にする前にコーンを入れればよいであろう。

ベーコンはバターに替えよう。

ペコロスの皮をむいて、両端を切るのはよいのだが
数が多いのでかなりの手間。
これは内儀(かみ)さんに外注。

半分ほどむいておしまいにする。
フライパンにバターを落としペコロスを投入。
フライパンを振りながら、ロースト。

軽く焦げ目を付けて、コーンも投入。
ここで塩胡椒。

白ワインを入れてふたをする。
弱火で蒸す。

どのくらいでできるのであろう。
水分が少なくなってくる。
竹串を刺してみる。
OK、火は通っている。

チキンの方。
フライパンに入れて、炒める。

さすがにちょっと量が多かった。 かなりたいへん。

量が多いと水分が出て炒め、というよりも 煮込みのような感じになってしまう。 二回に分ければよかったか。

ともあれ、火は通った。
盛り付け。

我ながらなんだかよくわからないものが
できてしまった。

ビールを抜いて、食べる。

ケイジャンのスパイスがちょっと足りなかったので
足して、付けながら食べる。
まあ、こんなものなので、これでも十分。
ただやっぱり、こんがりと焦げ目が鶏肉に付けた方が
うまかった。

ペコロス。
ペコロスというのは、ホクホクで、
玉ねぎよりもずっとあまい。
こんないい加減な料理でも、うまいものである。

あまり出回っていないと思うのだが、おもしろい
野菜である。
天ぷらのことを書いたが、一つ丸々揚げられるので、
扱いやすいし、食べやすい。
また、今日はローストから蒸し煮にしたが、和洋の
煮ものでもよろしかろう。
肉じゃが、シチュー、カレーなどありか。
あるいは、酸味系のピクルス、マリネのようなものも
合いそうである。
もっと出回ってもよさそうだが、なぜであろうか。





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