断腸亭料理日記2018

欧風?挽肉のカレー

6月22日(土)深夜

さて、土曜日。
深夜。

カレーが食べたくなった。

カレーといっても挽肉のカレー。

ノーマルなカレーでもよかったのだが、
ちょっと重たいか、と考えたのである。

挽肉のカレーというと、インドのキーマカレーが
思い浮かぶかもしれぬが、それではなく、
欧風というのか[パク森]のもの。
(そういえば、市ヶ谷の[パク森]は私が市谷を離れるあたりで
閉店していたようで、今は渋谷だけか。いや、韓国にもあるよう。)

[パク森]のカレー、どうやって作っているのか。※

以前にも作ったことがあるような気がするので、
この日記のバックナンバーを検索してみると、
どちらかといえば、インド風を目指したもの、
で、あった。

まあいいいか、どうにかなるであろう。
作ってみよう。

冷凍庫に豚挽き肉があったのでこれを使う。

玉ねぎは一個、みじん切り。
フライパンで炒める代わりに、例によって
レンジ加熱で下ごしらえ。

大きな皿にみじん切りを入れ、豚なのでラードをのせる、
加熱スタート。時折かき混ぜて、15分程度。

あ!。

欧風を目指すが、にんにくと生姜も入れた方がよいか。
みじん切りし追加。

だいぶ嵩(かさ)が減った。

フライパンに移し、弱火で炒める。

インドカレーでもないので、狐色まではせずともよいか。

別のフライパンで挽肉も炒める。

分けた意味は挽肉は挽肉で、よく炒めるため。

挽肉から脂がしっかり出てきたら、玉ねぎと合体。

ここにスパイス。

一応、欧風を目指すので、主体はカレー粉、S&Bの赤缶。
ここにホールのグローブ少々、ローリエ。
レッドペッパーはパウダー。クミンだけは個性を出すために
控えめにだが、ホールからあたり鉢でパウダーにして入れる。

ここに、トマト缶。

カットしたもの、一缶の1/4程度。

水を加えて、煮詰めながら煮込む。

さて、ここからが問題。
欧風っぽい味にするには、で、ある。

今、欧風カレーというとどんなものがあるだろうか。
昔からの洋食やのものと、フレンチシェフが作るものと
二種類あると思うのだが、大きく違っているように
思うのである。

前者は小麦粉からのベシャメルソースを使っており、
ちょっと粉っぽい。後者は、レシピはよくわからないが
デミグラスソース系なのではないかと思っている。
で、私は前者はキハチレシピのものを作ったことがある。
ポイントはすりおろしリンゴとウスターソースが入ること。

ウスターソースを入れるとそれらしくなるのでは、
というのが今回の方針。

煮詰めながら、まずベースの塩。
ウスターソースも少しずつ加える。

味見。
うーん、もう一つ。
ソースの味もさることながら、挽肉の味が問題。
冷凍焼けしてしまっていたか。
これは今さらいたし方ない。

ウスターソースを増量。
さらに弱火で煮込む。

再度味見。
欧風というのは、結局甘みが必要なのである。
ウスターソースはその役割もあるはずであるが、
若干足らない。

ん!。

トマトケチャップ!。
ケチャップを入れよう。
甘みは足される。

OK。

やっとそれらしくなってきた。

冷や飯を温めて、盛り付け。
福神漬けも出す。これは、常備してある酒悦のもの。
福神漬けは、今までは特にどちらでもよい存在であったが、
ここのものを食べて、認識を新たにした。
さすがに元祖、漬物としてうまい。

味は、まあ、それなり。
しかし、自分としてはなんとか、それらしいところまで
たどり着いた、といえようか。

あとから発見したが、
[パク森]のサイトに作り方の動画があった。
フルーツやら入り、やはりかなり手が込んでいる。

バナナやらリンゴやら。
素人が少量作るのにここまでは、材料を揃えることも含めて
なかなか手が回らない。
なにか簡単でよい方法はなかろうか。






断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月 | 2018 2月 | 2018 3月 | 2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月 |



BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2018