断腸亭料理日記2017
10月1日(日)第二食
引き続き、すみいか。
残った六杯。
翌、日曜日。
天ぷらにする。
時刻は夕方。
まずは、油の用意。
ちょっと天ぷらは久しぶりなので、油はストックのもの
ではなく、新しくする。
胡麻油、で、あるが、透明に近い、いわゆる太白というものではなく
黒い普通のものを使っているが、二割程度、サラダオイルを入れる。
揚げ鍋に用意し、予熱をしておく。
六枚の切り身。
これは一つを半分に切って用意。
そして、三つ葉があった。
鴨汁そばの残り、で、ある。
三つ葉はかき揚げによい。
そうである。
下足とエンペラ。
下足もかき揚げにはうまい。
下足とエンペラ、三つ葉を入れたかき揚げ。
これもいってみようか。
天ぷらはなんといっても揚げたてを食べねば
意味がない。
ただし、自分で揚げて、自分で食べる。
これをするので、すべての用意をして、
揚げながら、食べる、という忙しいことを
しなければいけない。
玉子冷水の用意。
衣関係は、基本直前だが、これだけは先に用意してよいだろう。
ボールに玉子を割りほぐし、冷水、氷を数個。
全体で、今日揚げる天ぷら全部をまかなえるくらいの量を
考えて作っておく。
そして、種にまぶす小麦粉をボールに入れておく。
小麦粉はすべて、市販の天ぷら粉。
それから、周辺の準備。
揚げた天ぷらを置く網とその下に新聞紙。
天かすをすくう、網のお玉。
揚げ箸。
白い紙をのせた、皿。
大根おろしと天つゆ。
天つゆは、もちろん桃屋のつゆ。
これらをすべて用意し、衣などの用意にかかる。
玉子冷水に小麦粉を合わせて衣になるが、
[みやこし]などで見ていてもそうだが、
揚げる直前に一回一回、作りながら揚げている。
作り置きするとやはり、グルテン(粘り)が出てきて、
軽く仕上がらなくなる、のであろう。
玉子冷水を油に落として、予熱をしておいた湯温をみる。
お、かなり上がっていた。
OK。
スタート。
玉子冷水に天ぷら粉投入。
硬さは、硬くもなく、ゆるくもないくらい。
説明になっていない、か?!
ただ、こればかりは、長年天ぷらを火傷をしながら
自己流、目分量で会得してきたので、致し方なかろう。
衣として、薄衣よりも、気持ち一段階くらい厚くなる
くらいのイメージである。
ここに粉をまぶしたいかを一枚からめ、
初回なので、様子見で、一つ。
よい感じ。
10秒ほど待って、ひっくり返す。
いか天は、1分以内でよろしかろう。
どんどん揚げる。
数枚揚げて、食べる。
うん。
よいのではなかろうか。
いかというのは、こうして丸まってしまう。
プロであれば、こうならないように、隠し包丁を入れておくのか。
もちろん、私は、そんなことはよい。、
もう一度立って、いかを全部揚げてしまう。
続けて、かき揚げ。
三つ葉をまず衣に入れて和える。
衣は先ほどのいかの残り。
従って、同じ濃度である。
先に三つ葉を入れたのは、量を見るため。
この三つ葉の量に見合う下足とエンペラを入れなければ。
下足もエンペラも、切ったものを入れる。
二つくらいはできそう。
お玉で一つ分取って、投入。
もう少し衣が硬いと、火が通りにくく苦労をするのだが
このくらいであれば、問題ない。
ひっくり返して、揚げあがり。
ふむ、ふむ。
まあ、まあ、で、あろう。
さて、残った下足とエンペラは湯がいて、
わさびじょうゆ。
例の甘いたれ、でもよいのだが、ちょっと
気分を変えてみた。
昨日の、にぎりの鮨から、天ぷら、かき揚げ、
下足、エンペラのわさびじょうゆまで、すみいか
全部食べ尽くした。
うまかった、うまかった。
充実、で、ある。
断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5
|
2004 リスト6
|2004
リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10
|
2004
リスト11 | 2004 リスト12
|2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005
リスト15
2005
リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20
|
2005
リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006
6月
2006 7月 |
2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006
12月
2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |
2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月
2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月
2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |
2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |
2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |
2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |
2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |
2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |
2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |
2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |
2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月
2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |
2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |
2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |
2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |
2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017
1月 |
2017 2月 |
2017 3月
| 2017 4月 | 2017
5月 | 2017 6月 | 2017
7月 | 2017 8月 | 2017
9月 |
2017
10月 |
(C)DANCHOUTEI 2017