断腸亭料理日記2017
さて、断腸亭の夏休み、モルディブ。
6回目になったが、今週ももうしばらくのお付き合いを。
前回はダイビングの初日を終わって、昼飯まで。
昼飯を食べ終えた、バギーで水上ビラに戻る。
午後はもうエアコンの効いた部屋で、ごろごろ昼寝。
日が沈むのは19時頃。
今日は夕方から、ビラにも近い[Blu]ブルーという
イタリアンレストランの浜辺で、パーティーがあるといっていた。
夕飯はそのレストランを19時から予約。
少し早くレストランへ行ってみた。
レストラン脇は大きな、それこそ絵に描いたような
美しい白砂の州になっている。そこにお客も集まり、
カクテルやワインなんぞも振る舞われている。
モルディブ人従業員の男性のパーカッションと歌、
ダンスが行われている。
もう少し、ちゃんと正面から写真を撮ればよかった。
パーカッション(太鼓)のみに歌。
ちょっと聞いた感じは、アフリカの民族音楽のよう。
モルディビアンは男性でも背は低く、顔も身体も真っ黒。
あまり太った人はいない。顔の彫りは深く、
インドにもいそうな顔立ちにみえる。
人種的にモルディブ人というのは定義はできないようで、
インド、スリランカ系、あるいはアラブ、さらには、インドネシア系などの
混血という。
また、言語、人類学的な見地からは
スリランカ、南インドに近いという。
イスラム教が入ってきたのは12世紀という。
当時、インド洋はアラブとアジア、東西交易の航路、
いわゆる海のシルクロードなどといわれていたところで、
モルディブはその中継点にあったと
考えられているようである。
当時のアラブとの行き来でイスラム化されたということ。
今日の太鼓の音楽などをみると、アフリカとの
行き来もあったのではと、想像させられる。
レストラン脇のインフィニティープール。
きれいなサンセット。
レストランへ移動。
パン。
イタリアンなので、グリシーニにパニーニなど。
添えられているディップは、オリーブのペースト、黒いのは
アンチョビのもの。
ただ、毎度のことだが空腹にまかせてつまみすぎてはいけない。
アミューズ。
魚介のカルパッチョ。(なんであったか忘れてしまった。)
オーダーは昨日の反省を踏まえ、食べ切る量。
まずは、スープ。
おすすめといっていた。
本日の魚介のスープ。
見た通り、トマトベース。
かなり濃厚に魚介の出汁が出ていて、抜群にうまい。
モルディブの豊富な魚介類とイタリアンの技があれば、
お茶の子さいさいであろう。
白鯛のカルパッチョ。
日本語で白鯛という魚がある。
(真鯛にちょっと似ているが、フエフキダイ科の魚)
小笠原、鹿児島以南、沖縄などで食べられているという。
それそのものかもしれぬ。
黒っぽいものはソース。アンチョビがベースのよう。
うまいのだが、日本人としてはこういううまい白身の刺身は
わさびじょうゆ、そして、吟醸系の冷した日本酒で、、、と
思ってしまう。
同じく、たこのカルパッチョ。
味付けは、こちらはレモンとオリーブオイルか。
シンプル。
まあ、たこなら、ブツだよね。
これもわさびじょうゆか、もうちょっと酸味を利かせて、
酢だこ、、、の方がうまい、ような、気もする。
野菜と魚介のフライ。
グレープシードオイルではなかろうか。
香りがそんな感じ。
かなりカリッとサクッと、軽く揚げられている。
し、かし、、、量が、、、。
この後、まだ、パスタとメインが、、、。
パスタ。
レモンペッパーのタリアッテレ。
具は海老で、車海老とメニューには書いてあった。
日本にいる車海老と同じなのか、ちがうのか、小さく切ってあるので
よくわからない。
(インド洋にも同じ類はいるようであはるが。)
日本語のメニューには「赤パプリカのクリーミーリゾット、
モルディブ産ロブスター」。
食べ放題をいいことに、、もう毎晩、ロブスター、伊勢海老、である。
メニュー名からは想像していなかったが、リゾットとソース。
ソースの方に伊勢海老の身。
リゾットも海老のだしで炊いているよう。
しかし“赤パプリカ”でリゾットが黄色いのはなぜであろうか。
ともあれソースもリゾットも、むろん、
まずいはずがない。
つづく
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