10月28日(水)
朝6時東京駅発の新幹線で大阪出張。
昼飯は京阪線沿線の駅。
駅ビルのテナントにお好み焼きやがあったので
入ってみた。
[鶴橋・風月]というところ。
チェーンのよう。
入ってみると、随分とにぎわっている。
サラリーマンというよりは、場所柄、地元のお父さんお母さんのようである。
昼からジョッキでビールを呑んでいる人も、ちらほら。
全席、鉄板があって、その一つに座る。
特段、ランチメニューのようなものはないようなので、
ノーマルそうな、豚玉で、焼きそばが入るモダン焼き、
豚玉モダンを頼む。
東京の人間なので大阪のお好み焼きやのシステムがよくわかっていないのだが、
ここは焼いたものを持ってきてくれるでのはなく、目の前の鉄板で
お姐さんがきて焼いてくれるようである。
ちょっとヤンキーが入った感じの茶髪のお姐さんが
カップと大きなコテを持ってきて、鉄板に材料を広げ
まず、丸くまとめる。
作業を終えてお姐さんが、なにか言って去って行った。
早口の大阪弁でなにを言っているのか、よくわからなかったのだが、
「こちらで焼きますので」というような趣旨であったような感じ。
キャベツの割合が高い。
毎度思うのだが、大阪のお好み焼きというのは、厚く焼く。
これで火が通るのか、で、ある。
そのまま、放置。
またきてくれるのだろうと、思いはするが、6分、7分と
時間が経つにつれ不安が出てくる。焦げはしないか、、。
と、思っていたところにお姐さんが戻ってきた。
よかった。忘れられてのではなかった。
焼いていた上に、太い麺の焼きそば、花かつををのせ、
ひっくり返す。
なかなか鮮やかな手際である。
コテだけで広がった麺を丸くお好み焼きの上にきれいにのせて、
そのままひっくり返す、というのは、そうそう簡単なことではない。
年は20代中盤、後半にいっているか、ヤンキーなお姐さんだが
訓練はされているようである。
だが、やはり、多少焦げは入っている。
このくらいは大阪では許容範囲なのか。
このままやっぱり放置。
のせた焼きそばごと、蒸し焼きということなのか。
やっぱり6〜7分。
お姐さん帰還。
ソースとマヨネーズを塗ってくれて、完成。
依然として、なにを言っているのか、よくわからないが、
「もう食べられます」という趣旨であったようである。
手元にある小さなコテで1/4に切って、小皿に取り、食べる。
オリジナルのソースのようであるが、かなり甘めで濃い。
東京人の舌では、甘すぎる感じである。
それから、この厚みではやっぱり完全には火は通らない。
やはりこういうもの、なのか。
しかし、味の濃さに加え、焼きそばもあるので、かなりのボリューム。
これは、ビールでも呑みながら、、、だなぁ〜。
さて、もう一つ。
夕方仕事を終えて、課題であった、肉吸い。
難波の[千とせ]というところが元祖のようなのだが、
そこは昼のみの営業で、この“べっかん”というのが
難波千日前の、かの吉本興業の総本山、グランド花月に
入っていて、いつもやっている。
ここへちょいと寄ってみよう。
なんば南海通というのであろうか、アーケードを入り
右に曲がり、グランド花月。
この劇場の1階の奥。
入ってみるときれいな内装で広く、牛丼やのようなカウンター席。
券売機で、肉吸いと玉子かけご飯を購入。
なぜだか、このセットが定番のよう。
半端な時刻でお客は2〜3人。
すぐにきた。
肉吸いというのは、見た感じは予想通り。
食べてみる。
なるほど、大阪のうどんのつゆ。
色は透明であるが、ダシ感が強くかつ、かなり塩辛い。
牛肉は細切れで、甘辛の味はついているようなのだが、かなり薄い。
ただ、つゆが濃い味なので相まって、うまい。
わざわざ食べにきた甲斐はあった。
肉吸いというのは、東京の蕎麦やの、ぬき、に相当する。
それで、玉子かけご飯ではなく、酒の肴にできるのか、
というのが個人的には検証したかった。
味が濃いので、肴(大阪なので、アテ、なのか。)にならなくは
ないとは思うのだが、定番になっているだけあって、
玉子かけご飯の相方の吸い物、汁物の方がおさまりはよさそうである。
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