断腸亭料理日記2015

いわしフライ

6月21日(日)夕

梅雨だからしょうがないのだが、今日も
降ったりやんだりの、雨。

午後、ちょいと買い物に出る。

ビニール傘に、下駄。

コンビニと最近、近所に新規開店した
スーパーへまわる。

特段のあてもなく、売り場を見てまわる。

魚売り場にくるが、大手のスーパーというのは、
どこも似たり寄ったり、ほぼ決まったものしか置いていない。
刺身であれば、まぐろ。切り身であれば鮭、青魚はいわし、鯵。
あとは、いか。高かろうが安かろうが、季節が違っても、ほぼ
同じ。特にここの品種の少なさには目を覆う。

ニワトリが先か玉子が先かわからぬが、こんなものしか置いていなければ
ますます魚離れ進む。

ん!待て。

生鰯の開いたもの。

3枚で180円。

今、鯵の値段は上がっており、かわりに鰯が安くて
うまいようである。

開いていないものも3匹で同じ値段。

これは、お得であろう。
もちろん、フライにする。
(だか、スーパーというのは不思議な値付けをするものである。
普通、少し鮮度が落ちたものを、開いて売ったりするが、
これはおそらく同じものであろう。)

自分で開いてもよいのだか、やはり面倒。

2パック6枚。

いわしフライとなるとキャベツは必須。
キャベツも一時期、値が上がっていたがだいぶ落ち着いたようである。
半分。

使いかけがあると思うが、念のため天ぷら粉とパン粉も。

帰宅。

こんな感じ。

鳥取産、境港か。

まずはキャベツの千切り。
幅1mm以下を目指し、水に離しておく。

次に揚げ油を用意。
一昨日の芝海老の香ばしいにおいが微かにする。

余熱をしておく。

大きめの容器に玉子1個を割りほぐし、冷水、氷を2つで、玉子冷水を用意。

鰯の身側に軽く塩胡椒。


 

両面に天ぷら粉をふる。


大きめの容器にパン粉。
玉子冷水のに天ぷら粉を合わせる。


尻尾をつまんで衣に両面。

パン粉の容器に移しスプーンで上にもパン粉をまぶし
上からギュッと押す。

これを6枚


OK。

油に再点火。
高温まで上げる。

今日はテストができないので、衣を落として確認。

OK。

一枚投入。

もう一枚いけるか。
二枚目を投入。

15秒ほどおいて、ひっくり返す。

両面狐色まで。


三枚。
もう三枚。

OK。

最近、サラダ野菜用の水切り容器というのか、器具を買ってみたが
なかなか重宝。ぐるぐる回して、水を切る。

キャベツを盛り付け、いわしフライ三枚も。

いわしフライにはウスターソース、ケチャップ、マヨネーズを混ぜたもの。

ビールを抜いて、食べる。

なかなかよく揚がった。
小麦粉を最近は天ぷら粉に決めているが、そのせいであろうか、
ほぼ失敗はなくなった。

それにしても、いわしフライというのは、どうしてこう、
うまいのであろうか。

こういうものが食べられれば、私は幸せである。



 


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