断腸亭料理日記2015
6月12日(金)夜
金曜。
さて。
今日はなにを食べようか。
帰り道、御徒町で降りて吉池にでも寄ろうか。
実はめかぶが食べたかった。
海藻のなかでも、めかぶは好物。
吉池の魚売り場で、めかぶ、1パック。
あとはなにがよかろう。
売り場を一通り見て回る。
遅い時刻なので、対面販売のコーナーは
めぼしいものはない。
ん!
平目縁側が半額で¥300ほど。
これだ。
それから。
小さなボイルやりいか。
アメリカのものだが、吉池にはいつもある。
穴子の煮汁を煮詰めた甘いたれ、鮨やでいう、
ツメがあるので、たれをかけてそのまま食べる。
なにかバラバラしているが、
小柱。
北海道産の大きいものではなく、江戸前でもなく、
愛知産で、1枚(パック)、¥300ほど。
これもそのまま、わさびで、柱わさび。
かき揚げにもできるので、2枚。
OK。
会計をして、地下の野菜売り場へ。
茸を買おう。
ぶなシメジ。
大根半分を買って、揚げおろしにしよう。
海藻と茸で、少し健康的か。
OK。
少し身体を動かそうと家まで歩こうかと思ったのだが、
ちょうど、タイミングよく都バスの錦糸町行がきてしまった。
バス停は、マンションから徒歩30秒。
この誘惑には勝てない。
帰宅。
料理というのはしめじくらい。
多めの油で軽く揚げる。
油を切る。
大根は切って皮をむき、おろす。
これだけ。
やりいかは洗うだけ。
かける甘いたれは瓶に入れて冷蔵庫にあるので、
出して、レンジ加熱1分ほど。
平目縁側は一口に切る。
しめじには桃屋のつゆをかけて、おろしをのせる。
小柱は皿にのせてわさびを添える。
めかぶは小鉢に入れて、ぽん酢しょうゆを
かけるだけ。
並べる。
ビールをあけて、食べる。
ほぼ並べただけだが、
なにか盛りだくさん。
平目の旬は冬なので、冬には手に入らないが
この季節であれば安く買える。
時季外れとはいえ、脂があって歯応えしこしこ。
縁側も回転寿司まどでは、脂だけギトギトにあって、
なんの縁側かよくわからぬようなものがあるが、
これは正真正銘平目の縁側。十分にうまい。
やりいかは、ボイルしても柔らかい不思議な
いか。甘いたれをかけるのは江戸前鮨では
よくやるもの。
これもうまい。
柱わさび。
ご存知のように小柱は、青柳、ばか貝の貝柱。
鮨やなどで食べると、ほぼ北海道産の
大粒のものであるが、内地産のものはこの大きさ。
今でも江戸前のものも出回っている。
汐の香りが乙なもんである。
ぶなしめじの揚げおろし。
おろしがうまい。
大根半分は、先端部分を買ってきたので
辛みが強く、上々。
めかぶはよく混ぜて粘りを出して、
食べる。
これだけで、いくらでも食べられる。
ほぼ料理はしていないが、妙に充実、で、ある。
たまにはこんなものもよいであろう。
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