8月1日(日)夕
こう暑いと、やっぱりカレー、で、あろう。
それも、サラッとしたインドカレー。
4月に、バターチキンを作っていた。
サラッとしたインドカレーは久しぶりかもしれぬ。
私のレシピは玉ねぎみじん切りを狐色まで炒める
というもの。
バターチキンはこんな手間はかけない。
狐色まで炒めるには1時間ほどはかかるが、
この暑いのに、これはできない。
今日は、玉ねぎみじん切りを冷凍する技を試してみるか。
「ためしてガッテン」だとか、いろいろなところでいわれている。
冷凍することによって、細胞が壊れ、早く調理できる、
ということである。
午前中。
まずは玉ねぎ1個をみじん切り。
にんにく、しょうがも各大さじ1ほどみじん切り。
これを容器に入れ、
冷凍庫へ。
その間にスパイス類をあたり鉢でつぶす。
毎度書いているが、拙亭のスパイスはほとんどがホール
なので、その都度パウダーにしなくてはいけない。
ガルダモン、フェネル、コリアンダーシード、クミンあたり。
玉ねぎみじん切りはどのくらいで凍るのか。
1時間。
まだである。
2時間、もう少し。
3時間、よさそうかな。
油はギーを使おう。
炒めるのではなく、これもショートカットで、
玉ねぎの上にのせて、そのままレンジ加熱をしてみる。
(わかりずらいかもしれぬが、玉ねぎは凍っている。)
5分程度ずつ3セット、かき混ぜながら、加熱。
1/3ほどのカサになった。
あとは、フライパンでよいか。
サラダ油を少し足して、ごく弱火で炒める。
若干ムラになったがこのくらいでよいだろう。
水を少し加えて、スパイスを混ぜ込む。
前記のものに加えて、パウダーのレッドパッパー、ターメリック。
一度取り出し、肉を炒める。
今日の肉は、鶏もも肉2枚分を一口に切ったもの。
塩胡椒し、焦げ目を付ける。
焼いた鶏を鍋に移し、スパイスを混ぜ込んだ玉ねぎも入れる。
カットトマト一缶、水。
煮込み用スパイスとしてローリエ5〜6枚、シナモンスティック一本程度を
割ったもの、グローブ6〜7粒、ガラムマサラとしてS&B赤缶を大さじ1弱。
コンソメも入れ、ふたをして煮込む。
煮込んでいる間に炊飯器でご飯を炊く。
軽く煮込んだら、時間差でカリスメティーも入れる。
これは豆類の葉っぱで香りがよくなる。
塩を入れ、味見。
塩、レッドパッパーを足して、調整。
OK。
飯が炊けたら、盛り付け。
らっきょとピクルスも添える。
ビールを開けて、食べる。
ほぼ、思った通りの味にはなっているだろう。
このレシピのインドカレーは大学生の頃からスパイスを
買い集めて作り始め、もうかれこれ30年以上になるので、
すべて目分量だが、味は安定してはいる。
今日のテーマは玉ねぎみじん切りの冷凍であったが、
まあ、暑い時に長時間炒めなくても済んだという効果は
あったとは思われる。
味。
最初に玉ねぎのレンジ加熱に使ったのはギーであった。
そうべら棒な量ではなかったが、仕上りとして少しこってりした
感じになった。なかなか微妙なものである。
もう一つ、辛み。
最近、私自身が、かなり辛いものを頻繁に食べている。
御徒町の[デリー]のカシミールだったり、
神保町の[エチオピア]の40〜50倍。
さらに、担々麺の天神下[阿吽]の5辛。
自分の辛さの尺度が少し上がっているのである。
それで、食べ始めてもう少し辛くしようかと思ったのでああるが
内儀(かみ)さんは、これでもかなり辛いというので、やめた。
やはり、消化器系によくはない。
まあ、このへんが適当であろう。
うまかった。
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