断腸亭料理日記2014

サーモンのクリームパスタ その4

11月9日(日)

二週に渡ってしまったが、

引き続き、サーモンのクリームパスタ。

鮭のスモーク。

鍋に仕掛けてふたをする。

15分。

時折様子をふたを取って、様子をみる。

冷えて煙が出なくなるので、点火し、また止める
を繰り返し、15分。

ひっくり返し、もう15分。

いや、15分前にやめる。


シェフの作業を見ていると、中は半生であった。

表面の感じで熱がだいぶ入っている様子であったから。

ただ、スモークの香りは十分ついているようではある。

アラスカの甘塩キング鮭二切れ。
ノルウェーの大西洋鮭のサク、半分。
冷蔵庫に入れておく。

玉ねぎを1/4にし、薄くスライス。
マッシュルームも薄くスライス。
小松菜は4〜5cmの長さに切る。

大鍋にパスタを茹でるための湯を沸かし始める。

フライパンを熱しレシピ通りバターを溶かす。

イタリアンであればオリーブオイルかと思ったが
こういうクリームものであれば、バターの方が
よいのであろう。

玉ねぎを入れ透明になるまで炒め、
マッシュルームも入れて炒める。

マッシュルームの色が変わってきたら、小松菜も入れる。
しんなりしたら、一度火を止める。

冷蔵庫から鮭を出す。

量はキング鮭の切り身一つ分と、大西洋鮭でよいか。
スライス。
やっぱり、火はだいぶ入っていた。

フライパンに加え、点火。

ここに、ウォッカを入れて、、、フランベ。

クリーム系のパスタソースにはウォッカを入れるのが
流行りのレシピのようである。

?。

、、できない。

炎が上がらない、ぞ。

ウォッカは冷凍庫に入れてあったので、そのせいか。

もう少し、足してみる。

ちょっと煮詰めても炎はあがらない。

まあよいか。
アルコールが飛んでいれば問題なかろう。

生クリームを投入。

レシピよりも少ないので、牛乳も足す。

塩、白胡椒。
味見。

鮭の塩味もあり、少なめでOK。

鍋に塩を入れ、パスタを茹でる。

パッケージに書かれた茹で時間にタイマーをセット。

時間少し手前で、パスタを取り、様子をみる。

OK。

あげて湯を切って、皿に。

ソースをかけて、パルメザンチーズ、黒胡椒を
挽きかける。

出来た。


ビールを抜いて、食べる。

なかなかうまくできた。

と、いうよりは、予想通りの味、である。

鮭と、桜のチップの調達から、初めてのものであったので
なかなかたいへんであった。

また、スモークも手間といえば手間。

スモークの香りはついているのであるが、
クリームが強いので、そうそう前には出てこない。
まあ、こういうものなのであろうが、
苦労した分、なんとなく拍子抜け、で、ある。

また、鮭。

今回、二種類の鮭を使ったが、クリームだと違いというのは、
まあ、ほとんどわからない。
結局、一切れ100円のチリ産の甘塩切り身でもよかった
のではないのかと思えてくる。

日本人というのは、おそらく世界で一番
魚の種類や味に敏感である。

それで、鮭も種類や産地、獲れた時期(塩味の強弱)等々で
細かく分けられて売られているし、値段ももちろん違う。

それは味の違いが最もよくわかる、
生のままだったり、塩だけで焼いて食べることが多いから。

残ったアラスカ産キング鮭はそのまま食べると、
べら棒に脂があることがよくわかる。
やっぱり、日本人とすればこれが一番うまい食べ方
のように思われる。

サーモンのクリームパスタ、むろん、これも
うまい料理なのではあるが、、、。
意外にも、今回“サーモン”なるもののこと、
鮭の種類やら味やら、考えさせられたのが収穫といえようか。




 


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