断腸亭料理日記2014

ご飯を炊いて親子丼を作る。

5月31日(土)昼

さて、土曜日。

比較的頻度が高いような気もするが、
親子丼が食べたくなった。

ふり返ってみたら、4月に書いていた。
(同じようなネタばかりで恐縮、で、ある。)

今日は、飯から炊く。

この頃は自分で炊く場合で、まず100%ガス&ホーロー鍋で
炊くようになった。

これは段取りを間違わなければ失敗はしない。
事実、最初からほとんど失敗した記憶はないと思う。

失敗に近いものといえば、ちょっとおこげが多く
なってしまうことくらい。

(毎度書いている通り、私は焦げるにおいがし始めるのを
目安に火を止めている。このため、ほんの少しのおこげは
できることが前提ではある。また、炊いている間は、鍋のそばに
ついていないといけないのであるが、それもまあ、
数分のことではある。)

しかし、皆様おわかりであろう。
ご飯というのはおこげができても、なんら問題なく
食べられるし、おこげそのものも、うまい、のである。

つまり、鍋&ガスで炊くのは私自身もやる前にはむずかしいと
思っていたのだが、実は、簡単、なのである。

そして、電気炊飯器で炊くよりも圧倒的に速い。
2合で、15分あればらくらく炊ける。
うちの炊飯器だけではなかろう。2合でも小一時間はかかる。

唯一、電気炊飯器のよいところは、ある程度浸水時間が短くても
うまくはないがなんとか炊けるということのように思う。

そうである、思い出した。これは一度経験があった。
浸水が足らないと鍋の場合は、芯が残って食べられるものには
まるでならない。
リカバーしようとして、水を足してもう一度加熱しても
おかゆのようなものにしかならないのである。

それで鍋の場合は浸水時間を(1時間以上)に取ることが必須である。

しかしまあ、これら総合して、つらつら考えてみるに、
炊飯器が存在する理由が、わからなくなってくるではないか。

最近は土鍋でご飯を炊くのも流行っている。
日本人であれば、自動炊飯器がなくともご飯は炊けてなくては
いけなかろうし、皆さんも是非お試しを。

と、いうことで、飯を炊く。

炊いている間に、冷凍庫の鶏もも肉を解凍し、
一口に切り、玉ねぎは1/4個をスライスしておく。

ご飯の火を止めたら、親子丼にかかる。
(ご飯の蒸らし時間は7〜8分)

片手の丼鍋に、切った鶏肉と玉ねぎを入れ、桃屋のつゆ原液に
酒を加え、煮立てる。

煮立ったらちょっと味見。
多少薄い。少し、しょうゆを足す。

煮ている間に、玉子2個を割りほぐしておく。
親子丼に限らないが、和食の場合、玉子の白味の腰を
完全に切らない。ふんわり仕上げるため。

玉ねぎと鶏肉が煮えたら、玉子を投入。


ふたをする。

前回、ぐずぐず書いたが、今日は最初から
トロトロの半熟を目指そうと決めた。

よい感じに固まってきたら、終了。

火を止め、丼に飯をよそう。

毎度課題の丼鍋から飯の上に移す動作。

これ、最近、プロがやっているのをじっくり見たことがあった。

どうしていたかというと、最初に、鍋の縁など、
くっついていそうなところを、菜箸でチョチョッとはがし、
丼鍋を傾け、菜箸で押しながら、のせる。
多少、くずれるのは気にしない。
一気にのせる。

まあ、そんな感じなのだが、かつ丼のように
かつがきれいに並んでいるのをくずさないようにするのは
むずかしいのだが、親子でかつ、半熟でトロトロなので
さほどの問題はない、のであった。

できた。


京都のしば漬けに、枝豆も茹でたので出す。

半熟加減はよい。

が、惜しい、、、今回は、つゆが少なかった。
味見はしているので濃さはよいはずなのだが、
仕上りとしては、少ないので味は薄いということになってしまった
のである。

前回は味はよいが、つゆが多く、つゆだく、なんと書いているが、
多かったり少なかったり、むずかしいもんである。

つゆは丼鍋という小さな鍋だけに全体は量が少なく、
とても微妙なもので、目分量ではとても追いついていない
のである。

むろんプロは毎日作っているので、つゆも同じ濃さのもので
決まった(決めた)量を入れているのであろう。

こうなん度もつくるのだから、いい加減学習しても
よさそうなもの、か。

よし、次回はきちんと測って、レシピを決めよう。



 

 


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