断腸亭料理日記2014

森下・やきとん・山利喜

6月28日(土)夜

さて。

土曜日、夜。

今日は森下の焼きとん[山利喜]

内儀(かみ)さんは外出のため、
6時、現地待ち合わせ。

5時半、下駄を履いて出る。

大江戸線に乗って、蔵前、両国、森下。

すぐである。

が、ちょっと早かった。

両国で降りて、一駅歩こうか。

大江戸線の両国駅は清澄通り沿い。

総武線を潜って、京葉道路の交差点を越える。

すぐに堅川。
上には高速。

橋の名前は二之橋。

昔風にいえば、本所二つ目。

橋の袂には、鬼平ではご存知、軍鶏鍋の[五鉄]。

橋には、赤穂浪士討ち入りの案内看板がたっている。
吉良邸はこの西側。
今は町名はないが、本所松坂町。
そこには小さな公園がある。

二之橋を越えると信号二つで大江戸線の
出入口があり、ここから江東区。

本所と深川の境。
元は五間堀という堀があり、懸っていた橋は弥勒橋。
鬼平ではお熊婆さんの茶店が門前にあった弥勒寺。
弥勒寺はこの弥勒橋北詰東側にあった。

と、ここで、先に着いていた内儀さんからTEL。

山利喜本館は一杯で、別館の方に入っている
とのこと。

そのまま別館へ。

二階へ上がる。

奥のテーブル。

座って、一先ずビール。


お通しはジャコの煮たもの。

さて。
注文は、と。

焼きとんは、レバ、これはたれ。
タン、これは塩。それからシロ。これはたれだな。

野菜の焼味噌添え。

そして、名物、煮込み、を、忘れてはいけない。
煮込み玉子付きに、ガーリックトーストだ。
これは黄金のメニュー。

野菜からきた。


味噌は八丁味噌か。

手前の茄子は水茄子のよう。

泉州水茄子。

最近は東京でも今頃には出回るようになった。

あくがまったくなく、サクサクとして
歯ざわりが心地よい。

谷中生姜に、きゅうりとエシャロット。
レッドオニオン。

煮込み玉子付き+ガーリックトースト。


前にきたときに気が付いたが、
ここの煮込みにはマルチョウが入っており、
これがうまい。ガーリックトーストは、
煮込みのつゆにつけて、食べる。

まさに堪えられないうまさ。

焼きとん、レバー。


今日、メニューにあったので初めて頼んだが、
西洋わさび(ホースラディッシュ)を
つけて食べてみる。

なかなかおつなものである。

タンとシロ。


酎ハイレモンをもらう。

追加で、塩らっきょ。


焼きとん、と、いえば、塩らっきょう、
で、ある。

焼きとん、塩らっきょう、酎ハイ。
これもまた、黄金のトリオ。

もう一品、ポテトフライ。


なんということは、じゃがいもの
フライであるが、うまい。

上にかかっている細かい茶色いものは
玉ねぎを揚げたものであろうか。
香ばしくでうまい。

酎ハイ2杯で、いい感じに酔っぱらった。

ご馳走様でした。

大江戸線に乗って、帰宅。



山利喜






 


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