断腸亭料理日記2014

断腸亭の夏休み「セイシェル」その4

引き続き、セイシェル二日目。

前回はダイビングの一本目。






入って、いくらもたたないうちに、ジンベイザメに
遭遇した。

残念ながら、内儀(かみ)さんは見たというが、
逆光のため、あの斑点模様は確認できなかったが
写真にはおさめることができた。

しかし、彼はあっという間に視界からいなくなった。

慌てて追いかけようとしたが、別段ジンベイ君は急いで逃げた
というわけではないと思うが、フィンを付けていても
人間の泳ぐ速さなど問題にならない。

残念。

ジンベイは過去にメキシコのカンクンでボートの上からではあるが、
見たことはあったが
こうして、ダイビング中に見られたのは初めて。

マンタ以上にダイバー達にとっては幻の魚といってよい。

まったくの幸運。
そして、さすがセイシェルといってよろしかろう。

さて、気を取り直して。


イソギンチャク。

普通、イソギンチャクにはほとんどどこでも
クマノミ(あのディズニー映画の“ニモ”)がいるのだが、
この後もイソギンチャクはなん度も見たが、クマノミはなぜかいなかった。

よい角度で撮れた。


ハコフグかモンガラカワハギの仲間か。
いずれにしても体長3〜4cmほどのかわいい子供。

種類はわからぬが、小魚の群れ。


ソフトコーラルのウミウチワか。


と、またまた、大物登場。

ウミガメ。


いきなり近くにいたので、これも慌ててシャッターを押した。

(ちょっと、色を変換してみた。)


南の島のダイビングで見られるウミガメはアカウミガメと
アオウミガメ、まれにタイマイ、なのだが、
私自身は見分けがつかず、これがどちらかはわからない。
(見分け方のサイトで確認すると、タイマイかもしれない。
ちなみにタイマイは絶滅危惧種である。)


(やはり水中撮影は光(色)がむずかしい。)

大きさは大きい方ではなかろうか。

丸いサンゴ。


これも色が問題。目で見ると、緑色に近いもの。

ここのサンゴは実に種類も多く、密度もそうとうに高い。
モルジブ、沖縄南西諸島の最盛期と同じくらいである。




これも名はわからぬが小魚の群れ。



サンゴの密度のせいか、産卵期でもあるのか小魚などの魚影も
べら棒に濃い。

その上、ジンベイまで。

写真でもおわかりかもしれぬが、透明度は低い。

これはこの海が栄養豊富でプランクトンが多いということであろう。

一本目から大収穫のセイシェルの海である。

潜っていたのは1時間弱。

エキジット。


ふう。

よっこらさっと、ボートにあがり、機材を外し、往路同様、
荒波を10分蹴立てて、帰還。

ダイビングサービスでウエットを脱いで、ポイントの確認。


島の北側に偏っているが、このリゾートからいけるポイントなのであろう。




より大きな地図で 断腸亭料理日記・セイシェル を表示


このまったく波のこない湾は、ベ・テルネ(Baie Ternay)
という名前のよう。

お疲れ様でした。

11時に出発し、終わると、1時をすぎていた。
部屋に戻り、シャワーを浴びて、着替える。

若い頃は、昼間に二本、さらにナイトを
一本と日に三本も潜っていたが、もう一本で一杯一杯。
意外かもしれぬが、地上とは異なった空間で活動をするからか、
ダイビングというのは、疲れるのである。

隣のレストランにランチに出かける。

ダイビングというのはタンクからの乾燥した空気を
呼吸しているので、喉が渇く。

やっぱり、ビールがうまい。


ローカルビールの「セイブリュー」。
味は軽め。

私は魚のカレー。


右は昨日もあったが緑豆(あるいはひよこ豆?)のスープ状のカレー。
左はビリヤニといってよいのか、長粒米のパラパラのターメリック(サフラン?)ライス。

内儀さんはピッツァマルガリータ。


カレーの味は辛味は少なく濃厚でうまい。
魚は身のしっかりした白身。一度ローストしてものを
入れているかもしれぬ。

ただやはり、二人でこの量は多かった。

明日からは、ランチは一人前をシェアでよかろう。



つづく。




 


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