断腸亭料理日記2012
引き続き、スカイツリー界隈のこと。
昨日書いた、業平天満宮のことなどを家の
墨田区史で拾い読みし、思い付いたのは、
スカイツリーを見に行くついでに、
墨田区の料館に先にいってみようということ。
私が『町歩き』で歩いたり、調べたりしているような
こと、東京の、あるいは江戸の地元密着史、のような
ものは、区の歴史資料館が丁寧に調べていたりする。
例えば、千代田区。
虎ノ門の外濠跡にはきれいな展示がされていたりするが、
これは千代田区の歴史民俗資料館の仕事。
また、新宿区の歴史博物館なども、先日太田蜀山人の
展示を私も見に行ったが、なかなか詳細な研究をされていた。
中央区の明石町にある郷土天文館も充実している。
墨田区の歴史関係の資料館は、と、探してみると
向島にあった。
よし、ちょうどよい。
そこを覗いて、スカイツリーへ行こう。
自転車で、出る。
現代の地図
より大きな地図で 断腸亭料理日記/押上・業平橋 を表示
江戸の地図
元浅草の拙亭から真っ直ぐ東へ行って、新堀通りを越え、
国際通りも渡り、寿を抜け、駒形どぜうの路地から駒形橋。
ここからもツリーはよく見える。
駒形橋を渡って、左に折れ、川沿いを北上。
吾妻橋東詰から墨田区庁舎前広場に上がる。
勝海舟(安芳)の銅像を右に見て、右にカーブし、
墨堤通りに出る。
だいぶ温かくなっているせいか、人も随分と出てはいる。
やはり、スカイツリー効果であろう。
もうしばらくすれば、このあたりも、桜のトンネルになる。
北十間川・源森川にかかる枕橋。
ここも、スカイツリー撮影のポイント。
真っ直ぐ、堀の先にツリーが見える。
東武のガードを潜って、右手に旧水戸藩邸の
隅田公園。
左に隅田川の堤。
真っ直ぐ墨堤通りを北上し、言問橋を潜る。
このあたりから、右側が向島。
資料館はすぐに見つかる。
人気(ひとけ)がほとんどない、日曜日の資料館。
比較的丁寧にみる。
残念ながら、墨田区史以上の収穫はなし。
予算がないのであろう。
墨田区は、北斎の美術館を作ろうとしているようで、
そちらにプライオリティーがありそうである。
(ただし、本所深川が火の海となった東京大空襲の
特別展示がされていたが、これは、鬼気迫るものがあった。)
さて。
業平橋駅を目指す。
水戸街道と言問通りの交差点に出て、真っ直ぐ。
右手にカーブし、左側が業平橋駅、いや、
とうきょうスカイツリー駅。
このあたり、もう人がごった返している。
付随するビルもむろん、もうできているようである。
手前が旧業平橋、とうきょうスカイツリー駅のビル。
なのだが、この写真では、なんだかわからない。
まだビル自体は入れないよう。
駅前は橋なのだが、これは業平橋、ではなく、東武橋。
業平橋、というのは、実際には今はない。
上の地図をご参照いただくとわかるが、
東西に流れている、北十間川とこのすぐ近くで
直角に南へ下がっていた、大横川(横川)というのが
あって、こちらに架かっていた橋。
大横川は今は埋め立てられて、親水公園のような
ものになっている。
ただし、グーグルの地図を南の方にスクロールさていただくと
わかるが、京葉道路のあたりから出現している。
ちょうど、ここは、竪川との交差点。
竪(縦)川と横川。
縦と横、で、ある。
(前にも書いているが)
南北が横で東西が縦。
90度ずれているのは、江戸城に向いている方が縦。
北が上、ではないのである。
ともあれ。
業平橋は浅草通りとその大横川跡に、今は欄干と
親柱だけは残っている。
さっき調べた、業平天満宮のあったあたりへいってみようかと
思うが、先に、スカイツリーのふもと、直近まで行ってみることにする。
スカイツリーの直下は、京成の押上駅の方に、近い。
浅草通りを自転車で走る。
このあたりの商店街、スカイツリー効果で多少は、
垢抜けた、かと思っていたが、まあ、
そう大きく変わるはずもない、か。
京成押上駅の入口を左に見て、四ツ目通りの交差点。
これを左に曲がると、今度は、京成橋。
ここも、写真を撮っている人が多い。
缶コーヒーボスのCMで大森南朋さんが写真を撮っていたのは
ここでは?。
こちら側にも、ビルができている。
私自身、実は、高いところが苦手。
スカイツリーができれば、まあ、昇る、のであろうが、
でき得れば、昇りたくない。
むろん、しばらくは予約で一杯だろうし、ずっと後になろう。
が、これらの周りのビルは、どんなものが入るのか。
これには興味がある。
こなければ。
といったところで、スカイツリーは、もう一日。
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