断腸亭料理日記2011

吉池で、平貝、するめいか、はぜ

10月26日(水)夜

今日は帰りに、ちょいと早いので、
御徒町の吉池に寄る。

吉池は、6時すぎ、ほうぼうで安売りをしている。

レジを入ったところ、すぐ。

平貝。

むろん、生の貝のもの。
韓国産と書いてあるが、これが300円。
安いであろう。

が、一通り見てまわろう。

もう、だいぶ片付けられているが、

ん?

はぜ、が、ある。

吉池でもはぜは珍しい。
はぜはこれから、落ちはぜといって、
子持ちになるが、今は、まだ、で、あろう。

天ぷら、を、これからするのは面倒だが、
しょうゆと酒でさっと煮て食べるか。
(これは梅安式。)

100gで180円。

お兄さんに100gでどれだけあるか量ってもらってみて、
200gもらうことにする。

それから?
刺身もいろいろ、安くはなっているようだが、、

別のお兄さん二人で、大きな声で売っている、
なにかというと、するめいか。

一杯180円。

三杯だともっと安くなるよう。

刺身で食うか。
が、3杯もいらない、1杯。

これでもよいが、最初の平貝。
あれも買おうか。

レジ前に戻り、お兄さんに貝を目の前で外してもらう。

合わせて、600円ほど。
今日はなにか、得した気分、で、ある。

歩いて帰宅。

こんな感じ。


料理、というほどのことはない。

まずは、いかをさばく。

うちの内儀(かみ)さんは、いかをさばくのがうまい。
いや、うまいだけではなく、さばくのが好き、のようである。

内儀さんがやるせいか、なかなか私は、うまくならない。

まずは、下足を抜く。
ほんとうは、はらわたごと引き抜くのだが、
途中でちょん切れてしまった。

しょうがないので、包丁で切り開いて、取る。
このはらわたや墨も、使い道があるが、
今日は、やめておく。

エンペラを取り、表裏の薄皮をむく。
これがどうも、内儀さんは好きらしい。
不思議である。

しかし、私はこれが苦手。
ペロッと、一気にむくのがコツらしいが、
途中で切れてしまうし、また、裏、
内側をむくのが表以上にむずかしい。

内側がちょいとザツになったが、
なんとか、むき終わる。

下足は目玉を取って、エンペラとともに、
冷凍しておく。
これはまた、ボイルして、
例の穴子の甘いたれをかけて食べる。

刺身に切るのだが、表裏、包丁目を入れてみるか。
格子に入れるのかもしれぬが、
面倒なので、縦、一方向だけ。

皿に載せる。

次に、平貝。

これは切るだけ。
切り方は、確か二通りある。
繊維に垂直方向と、繊維に沿って。
食感が違ってくる。

繊維に垂直方向に、切ってみる。
見た目には、これが平貝らしい。

これも皿へ。

はぜ。

洗って、鍋に入れる。
酒としょうゆ、水はなしで、煮る。

火が通れば、よいであろう。

OK。

いか。


平貝。


はぜ。


いかに入れた包丁目はやはり十字に入れた方が、
食感はよかったかもしれない。
しかし、するめいかの場合、身が薄いので
今日は、両面入れてしまったが、
片側だけがよいのだろう。
(それで、十字、か。)

平貝は、まあ、まあ、であろう。
鮨や以外で、平貝を食べる、ということは
まずない。むろん、スーパーなんぞには売っていない。
韓国産だが、300円を考えれば、十分に満足、で、ある。

シコシコした食感。
ホタテよりも、私などには、平貝は好きな貝、
で、ある。

はぜ。

はぜは、こうして煮ると、とても、もろい。
骨から頭まで、まるごと食べてしまう。

玉子があった方がむろんもっとうまいのだが、
やっぱり、この値段であれば、満足せねば。

なんとなく、まとまりがない肴になってしまった。

が、そこそこの酒の肴、で、ある。







断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 |

2009 12月 | 2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 |

2010 7月 | 2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2010 12月 |2011 1月 |

2011 2月 | 2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月

2011 9月 | 2011 10月 |


BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2011