断腸亭料理日記2011

その後、いろいろ

八丁堀と、銀座みかわやの『講座』を書いている間に
時間が経ってしまった。

今日は、その後、食べたもので、
書いておきたいものを、並べてみる。

22日(日)朝。

『講座』の翌朝、で、ある。

朝から、で、あるが、お好み焼き。


なぜお好み焼きかというと、
キャベツがあった、ということ。

そういえば、最近キャベツが安い。
なぜであろうか。
産地を確認していないが、福島、あるいは、
茨城のものであろうか。
しかし、私などは、今回の放射能については、
あまり、頓着をしていない。
理由は、子供は影響が大きく、大人はあまり関係ないということ。
また、煙草なんぞを吸っており、それ以上にリスクの
高いことをしている。
騒いでも仕方なかろう、ということである。

ともあれ。

お好み焼きは、関西風。
キャベツを細かく切って、小麦粉に玉子、
ベーキングパウダー、そして豚肉。

ふっくら、厚くする。

青海苔をたっぷりふって、ソースとマヨネーズ。
東京の人間であるが、やはり、お好み焼きは、
関西のものに、一歩も二歩も譲る。

さて。

その夜。
いや、まだ、夕方であったか。

1週間ほど前に、御徒町の吉池で、1パック100円と
安かったので二つも買ってしまった、しこいわし。
結局、小さくて、おろすのが面倒になり、冷凍庫行き、に、
なってしまっていた。

時間があったので、おろして、つみれの味噌汁にした。


しこいわし、というのは、東京の方言であろう。
ひこいわし。かたくちいわしのこと、で、ある。

冷凍しても十分にうまいつみれ汁ができた。

これで、ビール。

うまいもの、で、ある。

次は、24日(火)夜。

会社帰り、牛込神楽坂駅のそばのスーパーに寄って
なにを食べようか考えながら、売り場を見ていたら、
目に留まったのが、とろろ。

とろろ汁。

これは、まあ、意外に簡単にできるので、
決めた。

とろろにする場合、いつもは、安い、長芋を
使うのだが、今日は、ちょいと、気分を換えて、
大和芋。

そして、まぐろぶつ、が安くなっていたので、
まぐろの山かけにすることにした。

簡単とはいえ、出汁を取らなくてはいけない。
が、ふと思いついたのは、ニョクマムを出汁にしてみようか
ということ。

ニョクマムはご存知の通り、東南アジアの魚醤。

魚醤の類は、匂いがきつい、のであるが、
加熱すると、大方は、飛ぶ。

出汁といっても、そう量はいらないので、
これでやってみよう。

鍋に水を少量入れて、そこにニョクマムを入れ、
煮立てる。

匂いが飛んだら、冷やしておく。

大和芋は、おろし金でおろす。

長芋とは比べものにならぬくらい、
腰が強い。

おろせたら、冷えた出汁と、生玉子を入れて、
よく合わせる。

仕上げに、しょうゆと、わさび。
マグロも入れる。


あたり鉢、いっぱいの、まぐろやまかけ、
といのか、まぐろぶつ入り、とろろ汁。
後から帰ってきて食べた内儀(かみ)さんは、
よい出汁が出ている、などと、いっていた。

そして、もう一品。

鶏レバーが安かったので、甘辛く煮た。


これは、そうとうの、甘辛。

内儀(かみ)さんに、どうしてこんなに濃くしたのか、聞かれたが、
これは、焼鳥のレバーを思い浮かべて作ったおのである。

どうしたのかというと、あらかじめ、しょうゆ、酒に、
砂糖を入れて、煮詰めたところに、レバーを入れて、
軽く煮ただけ。

たれは濃いが、染みてはいない。
いわば、焼鳥式。

煮込むよりは、こちらの方が、うまいかもしれぬ。


まとまらぬが、たまには、こんなのも
いかがであろうか。








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