断腸亭料理日記2011

森下・手打ちそば・京金

7月3日(日)午後

今日は、次の『講座』の下見、に、出る。
場所は、深川森下。

昨年も森下にはきた。
両国から、森下まで。

詳しくは終わってからのお楽しみ、であるが、
今年は、ゴールは同じで、スタートが違い、
歩くところも、違う。


この写真をご覧になってピンとくる方は
おられようか。

隅田川に架かる橋、ではある。

なんという橋で、どのあたりからどちらの方を
見たものか、おわかりであろうか

むろん、ご近所の方ならば、すぐにおわかりになろう。

なかなか、美しい。

橋、だけではなく、このあたり、隅田川の
眺めは、最もよいのではなかろうか。

これは、今回の『講座』の目玉の一つ、と、
いってもよいかもしれない。

ともあれ。

実際を想定して、昼前に家を出る。

今日も、もう既に、暑い。

自転車で行こうか、とも思ったが、
やはり、実際通り、徒歩がよかろう。

短パンに、上はアロハ。
頭には、麦わら帽子。

どこぞの、難民のような恰好である。

目的地の駅に着き、歩き始める。
が、もうすぐに、汗だく。

滝のような、汗、で、ある。

本番を思うと、昨年も7月から暑かったが、
なかなか、ハードになりそうである。

先ほどの、美しい景色も、実は、
炎天下で、そうとうに、暑かった。

コース中に一か所だけ、休める場所がある。
休んで、一服。

またまた、コースに戻り、下見なので、
若干の試行錯誤、というのか、うろうろ、しつつ、
目的地の森下駅周辺まで、やってきた。

ふ〜。

どこかへ入って、休みたい、、、。
できれば、冷たい、ビ〜ル。

本番の店は、あまり一人で入るところではないので、、
どこか適当なところはないか、、、。
考えて、歩いていると、あった。

清澄通り沿い。
森下の交差点から、数軒、北。

京金という、蕎麦や、で、ある。

時刻は、ほぼ、13時。

にぎわっており、満員、かと思ったが、
出る人もあって、座れそう。

ここは、テーブル席の方が多い、のであるが、
なぜか、入口で靴を脱ぐ。

案内された、テーブルに、座る

麦わら帽子を、脱ぐ。

と、帽子まで、汗でびっしょり。

ビール、ビール、ビール。

瓶の、ヱビス。

まずは、一杯。

ほっと、一息、で、ある。

肴は、と、品書きを見る。
ここは肴もいろいろと、ある。

早いもの、などとも書いてある。
(このあたり、深川らしい、かもしれない。)

ん!。
まぐろ山かけ。

これにしようか。

それから、蕎麦は、ここにくれば、
看板のおろしそば。
これでよかろう。


早い、と、いうだけあって、すぐに、きた。

まぐろは、ズケ、の、ようになっている
(漬けてある)かもしれない。

蕎麦やの肴、以上に、と、いうのも、ヘンだが、
十分に、うまい。

しょうゆの塩梅が、よい、のである。

ひとしきり、呑んで、つまんで、、、
やっと、汗も引いてきた。

お姐さんが、声をかけてくれたので、
おろし蕎麦を、もらう。


前に、食べたことはあったのだが、
なにか、贅沢な感じ、で、ある。

つゆが濃いものと、薄いものと二種類。

おろしには、なめこが入り、また、花がつおも
別の皿で、ある。

また、ねぎと、わさびののっている、小皿の
黄色いものは、木の実(くるみ?)の入った、
味噌、で、ある。

蕎麦は、田舎蕎麦風か。

おろしは、辛味大根?
いや、普通の大根かもしれぬが、
いずれにしても、よい辛味。

うまい、うまい。

ご馳走様。

うまかった。

勘定をして、再び、麦わら帽子をかぶり、
外へ出る。


深川森下の京金。

創業、百年以上というが、一見、趣味蕎麦風。

だが、十二分によい蕎麦や、で、あろう。



ぐるなび


江東区森下2-18-2
03-3632-1301





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