断腸亭料理日記2011

神楽坂・中華・ルウロン

8月17日(水)夜

今日は、久々に旧友と飯を食うことにする。

6:30、まで市谷のオフィスで来客。
7時頃には、行けるであろうから、どこかに入って、
待っていてくれるように、頼んでおいた。

神楽坂上、大久保通り沿いの、スタンディングバーで
待っているということで、行ってみる。

神楽坂も、どんどん新しい店ができる。

ビールを一杯呑んで、出る。

どこへ行こうか。

思い付いたのは、この前の、チューボーですよ!。
お題は、あんかけ炒飯であったが、
中華のルウロンという店。

いってみようか。

早稲田通り、神楽坂の方に曲がり、
毘沙門様の手前、左側。
ビルの二階。

店は新しそうである。

入ると、広い店内。
アンダーで落ち着いた色調でモダンな雰囲気だが、
照明は明るい。
さほど混んではいない。

ビール。

メニューを見ると、神楽坂ビール
と、いうのがある。

こんなものがあるのは、知らなかった。
販売元は神楽坂で、どこかの蔵元に
作らせているもののようである。

三種類あるが、私は、日本の普通のビールに近い、
ピルスナータイプを頼む。


呑んでみると、ピルスナータイプというが、
日本のビールよりは濃い。

料理は、季節の野菜炒め。

それから、おこげの麻婆豆腐かけ。

ちょっと、変わっているので、
頼んでみようか。


かぼちゃ、ゴーヤー、きのこ、いんげん、
薄切りのコーン、など。

野菜炒め、というが、いわゆる最近の
ヌーベルシノワ、というのであろうか、
お洒落な野菜炒め、で、ある。

近所の馥香(フーシャン)を、思い出す。

おこげの麻婆豆腐がけ。


テーブルサイドでおこげに麻婆豆腐を
かけて、ジュッ、と音をさせるのは、
お約束。

うまそうである。

味は、四川本格の、辛いものではなく、
濃いめの味で、うまい麻婆、で、ある。

ビールから、紹興酒のロックに変えて、
呑む。

せっかくなので、最後は、テレビでやっていた、
あんかけ炒飯を頼んでみる。


見た目の彩りも鮮やか。
野菜は袋茸、ヤングコーン、緑色のものはアスパラ。
海老、なども入っている。

炒飯というもの、むろん、それだけでも、うまい、のであるが、
しかし、あんかけ、スープをかけても、またうまい。

不思議なもの、で、ある。

じゃあ、スープ炒飯とあんかけ炒飯と、どう違うのか。
スープ炒飯も食べたこともあるのだが、
こちらの方は、日本人の好きな、汁かけ飯。
これをもう少し、味のからみをよくしたものが、
あんかけ、と、いうことであろうが、
よくよく考えると、中華丼のご飯を白飯ではなく、
炒飯にしたもの、ということにも、なろうか。

ともあれ、うまいもの、で、ある。


ご馳走様でした。

噂通り、うまくて、ちょいとお洒落な
中華やであった。

またこよう。




新宿区神楽坂5-1 神楽坂テラス 2F
03-6280-8868


louron






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