断腸亭料理日記2010
さて。
今日から、通常バージョンに復帰。
(と、いっても、今週は1回きりだが。)
なにか『下町歩き』とはギャップがあるようだが、
私も、現代の東京に生活しており、あたり前だが、
こういう日常も、送っている、ということではある。
(なにか、言い訳から入ってしまった。)
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9月20日(月)敬老の日
『講座』も終わり、連休。
(連休とはいえ、私は暦通りの出勤ではある。)
どうやら、やっと、涼しくなったようである。
晴れていれば、30℃近くにはなるが、
それでも少し前の、35〜6℃、なんというのは、
おさまり、湿度も多少は、少なくなってきたようで、
日陰に入れば、すごしやすく、また朝晩は窓を開けずに
すごせるようになった。
しかし、私のような、ひどいアレルギーで、
鼻炎を持つ人間は、この温度差についていけない。
特に朝などは、くしゃみと鼻がとまらない。
よって、薬が手放せないという毎日ではある。
ともあれ。
涼しくなったのは、歓迎されるべきこと、である。
あの、酷暑には、参っており、もう少し続けば、
また、寝込んでいたかもしれぬ。
まあ、涼しくなったが、秋、というには、
まだ早い、のではあるが、ちょっと“秋の気分”に
なってはくる。
ここにも書いているが、ご案内の通り、
今年は秋刀魚が不漁。
また、松茸も東北の産地などでは気温が高く、
まだ採れていないと、ニュースでいっていた。
が、どうなのであろうか。
昨日、浅草のまつやで、中国産の松茸が、
半額になっていたので買ってしまった。
小さいものだが、3本で、600円の半額、300円。
ホイルで焼いてしょうゆを掛けただけで食べたが、
香りもちゃんとして、うまかった。
中国産は通常よりも安いのか?。
(この後も、安いのを見かけたので、これだけではないようだ。)
円高の影響?
そうかもしれぬ。
で、ポルチーニ。
ご存知のイタリアのきのこ、で、ある。
どこかのファミレスのチェーンがメニューにし、
TVCFをやっていた。
やはり、秋だから、ということであろう。
これを視て、やはり、食べたくなっていた、
のである。
まあ、ポルチーニというのは、日本に入ってきているものは、
乾燥ものがほとんどであろうから、別段、秋、でなくとも
一向にかまわないのだが、それでも、秋→きのこ→ポルチーニ
というイメージに、反応してしまった、のである。
昨日、松屋へ買いにいった。
(そのついでに、中国産の松茸を買ったのである。)
ポルチーニにはやっぱり、クリームソース。
リゾットもよいが、パスタ。
今回は、ペンネにしてみようと、考えた。
レシピを調べると、
材料は乾燥ポルチーニと生クリーム、
パルメジャーノチーズ。
これだけで、OK。
まずは、ポルチーニをお湯につけ、もどす。
この左の袋がパッケージだが、これで、800円。
高いものである。
やっぱり、ドサッと使った方がうまいので、
ケチケチせずに、袋から出した。
湯につけて、軽くレンジをかけて、1時間。
1時間後。
フライパンを用意。
同時進行で、ペンネを茹でるため、
鍋に水を入れ、点火し、塩を一つまみ。
こちらも用意。
フライパンに無塩バターを入れ、加熱。
溶けたら、ポルチーニを戻し汁からあげて
軽く炒める。
ここに戻し汁を加え、煮詰める。
煮詰めている間に、湯が沸いたので、
ペンネを入れて、茹でる。
一方、フライパン。
ポルチーニも多かったが、戻し汁も多く、
ちょっと時間がかかったが、煮詰まった。
水気がほとんどなくなるくらい、しっかり煮詰めるのが
ポイントか。
煮詰まったら、生クリームを加え、さらにブイオン。
ここから、再度、煮詰める。
ある程度で火を止めて、ペンネの茹で上がりを待つ。
OK。
茹で上がり。
あげて、フライパンへ。
ソースと和えて、パルメジャーノ(粉)をたっぷりふる。
黒胡椒。(電動ミルを買ったのだが、これは便利。
挽きながら入れるのは、けっこうたいへんである。)
味見。
軽く塩を加え、完成。
盛付け。
乾燥ポルチーニも2ブランド、市場に出回っているようだが、
今日使ったのは、高い方。
量も、随分使ったので、香りもいいし、味もいい。
匂い松茸、味しめじなどといって、
香りは松茸の方がいいが、味はしめじの方がうまいというが、
香りだけでなく、ポルチーニは味もよい。
得もいわれぬ、芳香と、旨み。
また、ポルチーニはトマトソースに合わせるレシピもあるが、
やはり、クリームソースの方が、うまいであろう。
バターに生クリーム、パルメジャーノが入り、
具材はポルチーニだけだが、これで、十二分に満足。
うまい、うまい。
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