断腸亭料理日記2010
6月19日(土)朝飯
さて。
NHK文化センター青山教室「池波正太郎と下町歩き」、
3回目の日がやってきた。
第1回が浅草で前川でうなぎ。
第2回が神田で、和食の花ぶさ。
そして、今回は、日本橋で、洋食のたいめいけん。
歩く場所は、こんなところ。
より大きな地図で 断腸亭の池波正太郎と下町歩き6月 を表示
月曜に、東京は梅雨に入り、淡い期待を抱きつつも、
まあ、おそらく雨であろうと、考えていた。
昨日の天気予報でも土曜日は、昼まで雨。
それも金曜の夜から、強い雨になる、といっていた。
今回も、朝、早く目が覚めてしまった。
やっぱり、外は、雨のようである。
小降りであれば、まだよいのだが、、、。
11時からなので、時間はそうとうにある。
期待をしようか。
用意はほとんど終わっている。
ともかくも朝飯を食おう。
お。そうだ、冷蔵庫に冷飯がある。
チャーハンにしようか。
具は玉子だけでもよかろう。
冷蔵庫をあけると、昨日半額になっていたので買った、
豚もも肉のスライスがあった。
そうである。
これを即席の焼豚のように焼いて入れようか。
細かく切って、ボールに入れ、紹興酒としょうゆを入れ、
和えておく。
冷蔵庫から冷飯を出し、ボールでほぐしておく。
20分ほど。
肉に味が馴染んだであろうか。
玉子も割りほぐしておく。
それから、ねぎも刻んでおく。
豚肉を先に焼く。
これはフライパン。
油を引いて、軽く焦げ目のつくまで。
次に、中華鍋を煙が出るまで、熱する。
一度油を入れ、回し、あけ、炒め用の油を入れる。
ほぐしてあった飯には、中華鍋に入れる前に、
油を少したらし、全体に行き渡るように、混ぜておく。
これは、今回初めての試み。
随分前から、中華鍋で、パラパラなチャーハン、
もしくは、玉子で飯粒を包んだ、黄金炒飯を
目指している。
だいぶ会得してきているのだが、まだまだ、多少くっつく、
ということが発生し、途中で、油を足したりしていた。
結局、飯粒の一粒一粒に油の膜ができて、
これがパラパラ、という状態になる、というメカニズム。
だったら、最初から、飯粒に油をふっておいたら、
と、いうことである。
油をふった飯を投入。
軽く煽り、ほぐした玉子を投入。
飯によく馴染ませる。
くっついてはいない。
OK。
むろん、ずっと強火。
お玉で、混ぜながら、煽る!
煽る!
煽る!
固まってきた。
今日は、ほとんどくっつかないか。
いいぞ。
先に炒めた、豚肉も投入。
塩胡椒。
最後に、ねぎみじん切りも入れ、
軽く煽り、終了。
(せっかく、かなりよくてきたのだが、
書くつもりではなかったからか、『講座』の前で
頭が一杯だったからか、理由はよく憶えていないのだが、
写真を撮らなかった、、。)
味王(ユウキのインスタントスープの素)にXO醤、
しょうゆ、刻みネギを入れ、スープも作り、食べる。
パラパラにできたが、
味は、まあ、普通の炒飯、ではある。
ここで、はたと、考えた。
パラパラを目指してやってきたわけが、
むろん食感は多少違うが、パラパラと、そうでないのと
味が天地ほど違うか、といわれれば、そうでもないような、
気もしてくる。入っているものもチャーハンでは、そうそう
違いようがない。
まあ、中華鍋にくっついてしまうのは、
困ることだが、パラパラ、黄金炒飯?、
結局これだけ努力するほどの、違いはないような、、、。
せっかく、パラパラができるようになってきたのに、
こんなことをいわなくても、いいじゃないか、と思われよう。
こう思った理由(わけ)について、ちょっと、へ理屈をこねる。
日本人はもともと、粘ったご飯をいつも食べ、
それをうまい、と思っている。
このため、炒飯についても“ベチャ”、でも、
十分うまい、と、感じるのである。
少なくとも、自分をふり返ってみると、そうである。
炒飯なんぞ、誰が作っても、食えないものにはならない
ではないか、、、。
と、まあ、そんなこんなの朝飯、であったが、
まだ、8時、、、。
つづきは明日!
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