断腸亭料理日記2010

銀座・すし栄・松坂屋

7月31日(土)第二食

さて。

土曜日。

やっと、しつこい夏風邪も快方に向かいつつある。
むろん、休んでいたわけではなく、普通に仕事をしていたので
なかなか、つらい一週間ではあった。

午前中は次回の『講座』準備のための
資料読みと、皆さんに渡す資料作り。

昼前、家を出て、オフィスへ。
たいしたことはないのだが、オフィスへいかないと
できない仕事の片付け。
昨日は、午後から出張で片付けられなかったのである。

その足で、銀座へまわろうと思っていた。

ここに書いたかどうか、忘れてしまったのだが、
次回、8月の『講座』は銀座。
(行く店は、ないしょ。)

銀座、といって、調べ始めたら、思ったよりも
いろいろとあることがわかってきた。
むろん、一丁目から、八丁目まで広いし
話さなければならないことは、随分とある。

また、どうであろうか、いわゆる池波レシピ、
池波先生の通った店の数も、銀座が最も多いのではなかろうか。
資生堂パーラー、新富寿し、みかわや、煉瓦亭、風月堂、、、
その他、新橋、築地などを入れれば、まだまだあるか。
それで、なん回かに分けようか、と考えたのである。
(この『講座』は正式には、この9月までで終了。
その後は、正式にはまだ未定。一応、NHKからは、もう半年、
やってはどうですか?ということにはなっている状態。)

で、今回は、京橋駅から銀座4丁目。西へむかって、数寄屋橋、
有楽町マリオンあたりまでのことにしようと、いう予定。

で、その、下見を兼ねて、有楽町から銀座、
そして、またまた、続くが、松坂屋のすし栄
で、鮨をつまもうか、と、考えたのである。

仕事は、すぐ片付き、
有楽町線で市ケ谷から、有楽町まで。

有楽町の地上へあがって、イトシア。

いずれ、ちゃんと書くが、この最近できた
再開発ビルには、ご存知かもしれぬが、歴史的に
見るべきものが、それもちょっと、大事なものがある。

あるところは、地上と地下。

その二つを確認。
私も、初めて見たもの。

一度出て、マリオンから、地下に潜り、
反対側の数寄屋橋公園へ。

ここにも碑、が、ある。

さて。
もういいか。

暑いし、腹も減った、あとの下見は、帰りにして、
松坂屋へ直行。

東芝ビル(今は、名前は東芝ビルではないが)から、
外濠通りを渡り、みゆき通りを真っ直ぐに、銀座通りまで。

あ。

銀座通り、と、書いてしまった。今まで、私は
実は、中央通り、と、書いていた。
(余談になるが)
銀座のいろんな資料を読んでいると、銀座通り、
という言い方の方が、多いのある。
これは、時代的なものもあるかもしれぬ。
自分の子供の頃を考えたら、確かに、銀座通りと
言っていた記憶はある。

日本中に銀座があり、日本中に銀座通りはある。
その元祖銀座だし、正しい銀座だし、銀座通りで、
なんら問題はない。しかし、今、銀座通りといってしまうと、
なぁ〜んとなく、日本中にあるその他大勢の
銀座通りと同類のような感じもしてくる。

やはり、今は、中央通りの方が、個人的には
ぴったりくるのだが、いかがであろうか。
(普段のお前の持論と違うじゃないか、
という声げ聞こえてきそうで、ある。
江戸通りではなく、あれは、蔵前通り、だとか。)

ともあれ。

松坂屋の地下に下り、すし栄へ。

半端な時間だが、にぎわっている。

ビールにお決まりの一人前。


これに、小肌といわしを二個ずつ。

なんだかんだ、このすし栄の松坂屋の店は、
よいのではないだろうか。
むろん気軽には入れるし、
味だって、よい。

小肌なんぞ、おぼろまで入れて
にぎってくれる。

うまかった。

暑い、灼熱の“銀座通り”に再び出て
京橋まで、汗をかきかき、下見をし、銀座線で帰宅。

すし栄



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