断腸亭料理日記2009

西葛西・路麺・やしま、と、、、

10月18日(日)第一食

昨日は、チューボーですよ!、も、視ないで、
寝てしまった。

食べて呑んで、寝て、どうも土日は、ぐうたら生活に
なってしまう。

起きたのは、7時半。

なにを食べようか。

そば。

早く起きたので、久しぶりに、
路麺(立ち喰いそば)へいこうか。

(久しぶりなので、改めて“路麺”の説明は↑を。)

いや、実のところ、路麺は、久しぶりではない。
拙亭ご近所のアズマには、朝、まあ、週に一度はお世話になっている。

実は、日曜日にやっている路麺、と、いうのは、
ほとんどない。

私が知っているのは、唯一、西葛西のやしま

いってみようか。

自転車?

運動のためには、それもよいのだが、なにも食わずに
西葛西までは、いくらなんでも、腹が減る。

電車で行こうか。

新御徒町から、大江戸線で門仲(門前仲町)。
東西線に乗り換えて、西葛西。
これが最短、で、ある。

西葛西の改札を出て、ぐるっとまわって、ちょうど裏側、
道路に面した位置。
駅付属のモールのテナントとして入っている。

券売機の前に立ち、なににしようか、考える。
冷やし系がないせいであろう、
夏よりも、メニューが少ないように見える。

小海老天にしてみる。


日曜の8時半頃であるが、お客は一杯。
引きも切らない。

食べ終わり、出る。


駅前に植わっている木が、なんの木だかわからぬが、
もう色付いている。
のんびりと、見る。
今年は紅葉が早いのか?

さて、帰り道。

帰りは歩こう。
なのだが、どこから歩こうか。
まさか、ここから歩くのはないとして。
(西葛西から元浅草までは、12〜3kmはある。)

思い付いたのは、人形町。
人形町あたりからなら、路地もおもしろいし、
よいもしれない。

茅場町まで東西線で戻り、日比谷線に乗り換えて
一駅、人形町。

地上の人形町交差点に出て、コーヒーショップに入り、
一服。

ほどなく出て、歩き始める。
久松警察方向一本目の路地に入る。

この界隈はなん度か書いている。

歌舞伎芝居で有名な、玄冶店(源氏店)。
これが今の人形町交差点付近。
あるいは、そのそばに、人形町末広、という寄席もあった。
そして、この界隈人形町は、明治以降、花柳界、花街でもあり、
粋な黒塀(くろべい)、妾宅なんぞもあったところ。

今日は、昔、このあたりを流れていた、堀、というのか、
川の跡を歩いてみようかと思い付いた。

以前、渋谷から、代々木あたりを流れていた、
童謡「春の小川」の舞台になった、渋谷川の上流の川のことを書いた。

埋め立てられた、川の思い出、痕跡シリーズ、
で、あろうか。

下町にも堀川の跡は枚挙に暇がない。
交差点の名前などに、橋の名前が残っているので、
今でもそれとわかる。
あるいはまた、道の配置、建物の建ち方が、ちょっとヘンな
ところ、というのでも、昔ここが堀川だったというのが
わかる。



と、いったところで、探検は長くなるので、
今日はここまで、また明日。


やしま
江戸川区西葛西6-14 メトロセンター2番街





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