断腸亭料理日記2009

連休いろいろ。

鯵、塩らっきょ、松喜の肉ですき焼き

さて。

09年の連休も完全に終わった。

連休中に忌野清志郎氏が亡くなった。

ご存じの通り、昨日、5/9(土)、青山で長蛇の列の
ファンも含めて葬儀が行われた。
私は参列したわけではなく、熱烈なファンというのであった
わけではないのだが、それでもやはり、感慨がある。

40代以上の世代がやはり、主なのだろうか。
我々が、10代、20代の頃。

雨上がりの夜空に、スローバラード、トランジスタラジオ、、、
このあたりは、知らない者はないと思う。
亡くなったというニュースを聞いてから、ユーチューブで
なん度となく聞いた。

特に、ハイティーンの頃か、
歌詞のように、授業ををさぼって、高校の屋上に寝そべって
口ずさんだり、、、。
学園祭、文化祭などで皆で、怒鳴って、歌ったようなことも
思い出される。

とても純粋で、亡くなってみると、
やはり、不世出のアーティストだったのだと、今更ながら
思われる。
ご冥福をお祈りしたい。


ともあれ。

連休が終わったのだが、休み中は、だらだらと、
毎週末、土日にしていることを、繰り返していただけ、
という毎日であった。

いくつか、書いておきたいこともたまってしまったので、
少し、連休中のものを続けさせていただく。

まずは、鯵。

鯵は、むろん、年がら年中あるが、やはり、これから夏の
魚、で、あろう、というので、
例の、アメ横の、魚やで、買ってきた。

十匹で、500円。


刺身。


縦に切ったが、写真でおわかりになるだろうか。
上の方のものが、一塩、酢洗いしたもの。
美家古、鶴八でやっている、というのからの
真似、で、ある。

今回の鯵は、鮮度はさほどわるいものではなかったが、
一塩、酢洗いをした方が、味が締まってうまい、
ように思われた。

これだけあったので、お定まりの押し寿司も
やってみたのだが、これは大失敗。
まずは、鬼門の酢飯。
相かわらずダメ。今回は、飯が炊きあがってからの、
蒸らし時間は、きちんととったのだが、酢を合わせてから、
時間を置かないで、型に詰めてしまい、べちょべちょ。
鯵の酢〆自体は、わるくなかった、はず、なのだが、
飯の水分と相まってか、全体に生ぐさいものに
なってしまった。

もっともうまかったのは、これか。


煮びたし

これも、池波レシピ。

右のご飯は毎度よくやっているが、鶏皮飯

それから、塩らっきょ。


これは、塩らっきょと、おろした後の
鯵の中骨に塩をし、オーブントースターで
カリカリに焼いたもの。

塩らっきょも、今、シーズンであろう。
つまみには、最高、で、ある。


さて、もう一つ。

すき焼き。
肉は、雷門の松喜の肉。

100g、1100円也を400g。

松喜の黄緑の包み。

今日は、松喜特製の割り下、
それから、毎度お馴染み、絶品の大原本店の白滝も買った。


この紙の経木のようなものは、なんというのだろうか。
(と、調べると、なんと本当に、紙経木、と、いうらしい。)

経木もむろん、今は、もうこの紙も、ほとんど見ることがなくなった。

店名が印刷してあり、昔の肉やは、皆これであった。
これを見るだけで、なにか、うまそうな感じがしてくる、
と、いうもの。

見事な霜降り。


入れるものは、白滝以外は、焼き豆腐と、ねぎと、
椎茸。


白滝も、肉も、むろん、格別に、うまかった。




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