断腸亭料理日記2009
1月19日(土)第二食
さて、土曜日。
ちょっと、風邪気味。
(流行っているようなので、皆様もお気を付けを。)
第一食は、簡単にタンドリーチキン、のようなもの、
を、作って食べる。
少し前に内儀(かみ)さんが作ったのだが、なぜだか、
黒焦げにしてしまってから、妙に食べたかったのである。
今日、作ったのは私。、
内儀(かみ)さんのレシピである。
参考に記しておく。
鶏肉(もも肉1枚)を使用。
火が通りやすいように、肉に包丁目を入れておく。
ヨーグルト、カレー粉、ケチャップ、
隠し味にしょうゆ、を混ぜたソースに漬ける。
時間は一晩程度がよいのだろうが、
今日はすぐに食べたいので20分程度。
オーブンを高温に熱し、焼く。
焼き方もいろいろあるのだろうが、
今日は、火が通ればよし、とした。
様子を見ながら、であるが、10分を2回といった
ところ。味はまあまあ。
このタンドリーチキンも、一度、ちゃんと
作ってみたい、ような気もする。
だいたいにおいて、タンドリーとは、
インドあたりの石の焼き釜。
ナン、なども、釜の壁に貼って焼く、あれ、で、ある。
ポイントは、高温、ということであろう。
家庭のオーブンなどでは、200℃にも上がらない。
やはり、うまいタンドリーチキンを作るのであれば、
この高温というのが欠かせないのではないかと思う。
(よくわからないが、、。)
以前に調べたことがあったのだが、ガス式、で、あったか、
このタンドリーを製造販売しているところが、
浜町あたりにあった。
むろん、タンドリー釜専門店ではなく、
竈(かまど)やさん、で、ある。
なぜ、(日本橋)浜町なのか、というのも、
ちょっと気になるのだが、自宅に、タンドリーを
入れても、まあ、いかがなものか、とは思うので
それっきり、になっていた。
ともあれ。
この土日は、風邪気味でもあり、酒も控えめにし、
おとなしく、していよう、と、考えた。
酒は呑まぬが、まあ、ゴロゴロしている、
ということではある。
第二食は、なにか、炊き込み御飯にしようと
考えた。
これも、少し前から、食べたかったものである。
池波先生の影響もあって、酒をたっぷり入れて、
炊き込むしょうゆ味の飯が定番になっている。
ただ酒としょうゆではなく、むろんなにか、
入れる具材の、出汁、で、炊く。
肉であれば、鶏(皮でもよいが)、鴨、
鶏飯、鴨飯、で、ある。
豚角煮などの煮汁で炊いても、うまい。
こうした、脂の多い出汁で炊くと、ピラフのように
なり、そうとうに、うまい。
あるいは、貝でもやる。
蛤、などは薄味。
鮑(あわび)。煮貝、ということになるが、
この煮汁で炊くのも、よい。鮑飯。
魚なら、天然ものを取り寄せて、いろいろ
実験までしたことがある、鮎。鮎飯。
(池波レシピ参照)
魚は、どれも腹を出して、白焼きにし、
釜に入れて米とともに炊き込み、炊き上がったら
骨を抜き、混ぜ込む。
秋刀魚。
秋刀魚飯は、脂がたっぷりで、筆舌に尽くしがたいうまさ。
秋刀魚がよいのであれば、鰯、でもよい。
よくある、豆だったり、野菜の炊き込み、
と、いうのは、あまりやらない。
肉や魚介類を濃い目に炊き込む、というのが
定番、で、ある。
さて。
今日は、なににしようか。
冷凍庫、に、あるもの、で、ある。
鶏皮、も凍っているので、これでもよいが、
探してみると、いか下足があった。
いか、というのはやったことがない。
いかであれば、ご存知の、駅弁のいか飯もある。
相性はよいだろう。
下足とエンペラだけであるが、やってみよう。
解凍し、1cm程度の細かさで、刻む。
あまり細かすぎても、存在感がなかろうと、
この程度の大きさ。
米を研ぎ、酒、しょうゆを適量。
今日は、甘さも加えようかと考え、ちょっとみりんも入れてみる。
刻んだ下足とエンペラを入れ、後は、
水を足し、普通に水加減、で、ある。
酒としょうゆの量は、完全に目分量。
酒の量は多すぎても、なんら問題はないが、
しょうゆを入れすぎると、あたり前だが、濃すぎて
食べられなくなる。
むろん好みだが、多少の濃い目を目指す。
あとは、浸水。
毎度書いているが、酒が入ると、水よりも圧倒的に
浸水が遅くなるので、できれば、3時間程度は
必要、で、ある。
今日は、早く食いたくなり、見た目、
完全に浸水は終わっていないが、2時間で、炊き始める。
(まあ、このくらいでも、芯がある飯にはならない。)
炊飯器は、堅めモード。
炊き上がった。
なんとなく、さびしいので、野菜室にあった
芹を刻んで、ふりかける。(芹は、鴨飯には
欠かせない、が。)
きゅーりのQちゃんと。
ふむふむ。
なかなか、うまい、じゃないか。
味も濃い目でよい。
いか下足飯、うまかった。
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