断腸亭料理日記2009
4月22日(水)
さて、今日は出張。
午前中、名古屋で仕事。
その後、移動、夕方から、静岡焼津という予定。
11時、名古屋の事業所へ入り、打合せ。
昼飯は、というと、名古屋とくれば、
山本屋本店の、味噌煮込みうどん。
この1月にもいっていた。
名古屋駅の地下にあるので、移動中には便利、である。
静岡までの新幹線は13:30を取ってある。
12時45分頃、名古屋駅着、地下の山本屋本店までくる。
今日は、並んでいない。
時間的には余裕があるであろう。
店に入り、大テーブルの先に案内される。
さて。
今日は、なににしようか。
確か、前回は、牡蠣入りにしていた。
今日は、鶏ささみ入りの、普通のものにしよう。
前にも書いたが、1半(イチハン)という、1.5人前もあるが
普通の量のもの。そして、ご飯をつけますか?(別料金だが)聞かれる。
これも、あまり食べすぎてはいけないと思い、やめることにする。
お新香がくる。
このお新香が、なんということはないのだが、
なかなか、うまい。
煮込みうどんも、きた。
鍋のふたにも、店の名前が入っている。
あれ。
いらないといったのに、ご飯もきてしまった。
いや、実のところ、この味噌煮込みのつゆは、ご飯にも
くやしいくらい、よく合う、のである。
せっかくだから(なにがせっかく、なのか、よくわからぬが、、)
食べよう。
鍋のふたを取り、これは取り皿に。
うまい、のであるが、今日は、ノーマルな鶏ささみ入り。
このささみが、また、うまい。
やはり、ここは材料も吟味、しているのであろう。
(もう一軒の山本屋とは、このあたりの材料の吟味のほどが、
違う、のではなかろうか、と、思うのである。)
うどんを食い、つゆを飲み、飯を食う。
格別、で、ある。
生玉子は最初からは崩さず、玉子の混じっていない、つゆを飲み、
ある程度、食べてから、崩して、混ざったものを飲む。
これがよい。
食べ終わり、勘定をして、出る。
ここから、新幹線に乗り、静岡。
東海道線に乗り換え、焼津。
ここで、連れの者と、待ち合わせ。
訪問先で、打合せ。
5時頃終了。
さて。
今日はよい、で、あろう。
昨年、一度いったのだが、静岡おでん。
なかなか、有名だと思われる、青葉横丁、と、いうところの
三河屋、と、いう店。
屋台を屋内に入れた狭い店。
だが、そこがまた、味わいのあるところ。
おでんだけではなく、揚げ物、焼き物もできる。
久しぶりだから、連れを誘って、いってみよう。
静岡まで戻り、駅を降りて、10分、15分であろうか、
左側の方に、どんどん入っていき、クラブ街のはずれ。
たどり着く。
5時半で、まだ明るい。
開けて入ると、もう半分以上席は埋まっている。
おでんの季節は終わっているが、やはり流石なもの、で、ある。
まずは、瓶ビール(サッポロラガー)をもらう。
こういう屋台での頼み方は、なかなかむずかしい。
手があいたところ、親父さんと目が合ったところなどで
頼む、のである。
しかし、これが、また、あいてるのを待っていては、
いつまで経っても、注文ができない。
なんとはなしに、場の空気、タイミングをみて、頼む。
と、いうことで、最初の一品は、誰かが頼んだものに
便乗して、レンコンのフライ。
(食いかけで、で、ある。)
ぶ厚く切ったレンコン。
粘りがあって、うまい。
連れが頼んだ、焼き鳥、レバー。
レアに焼かれ、これも、うまい。
煮えるのを待っていた、主役の静岡おでん。
出汁は牛すじ、と、いうことだが、おそらく、味噌、
赤味噌、で、あろうか、も、入っているのではなかろうか。
濃厚。
名物の名物、黒はんぺん。
これは静岡では、欠かせない、で、あろう。
西日本へいくと、じゃこてん、と、呼ばれるものがあるが、
あれも近かろう。
ようは、青魚の練り物。静岡県の名物、で、ある。
それから、すじ、玉子。
すじは、東京だけのもの、とも、思っていたが、やはり、
こちらにもあるのか、と、気が付いた。
好物、で、ある。
それから、濃厚なつゆには、合うであろう、と、玉子。
どれもうまい。
これも、誰かが頼んでいたものに便乗。
鰯フライ。
ウスターソースで、うまい。
ビールから、レモンサワーにかえて、一杯。
腹も一杯になった。
勘定をして、店を出る。
都合1時間程度であるが、このくらいが、よい感じ、
ではなかろうか。
静岡駅まで、ぶらぶら歩き、新幹線に乗って、帰京。
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