断腸亭料理日記2008
今日は昨日の続き。
車で、名残となった東京都心の桜花の名所を
内儀(かみ)さんと内儀さんの母親と、三人で回る。
初っ端は、向島を見て、その後、昼飯。
千束のねぎどんで、
そばを食ったところまで。
4月5日(土)
さて。
ここから、都内、桜、一回り。
左衛門橋通りに出て、南下。
靖国通りを右折。
一先ず、九段まで。
俎板橋を渡って、九段下。
九段坂の左側。
ここももうほとんど葉桜であるが、
人はずいぶん出ている。
左手奥、千鳥ヶ淵もちらほらと見える。
九段坂上の交差点、右側に、靖国神社。
ここは、皆さんご存じ、東京の開花の基準の桜になっている。
靖国通り、この先も両側、市ヶ谷駅まで、桜並木、で、ある。
市ヶ谷駅を道なりに右折。
市ヶ谷見付を渡り。
外濠、右側の両岸、左側の靖国通り側と、桜。
このまま、外濠沿いに外濠通りをいこう。
ここから、四谷、赤坂見附と、ずっと、左側は、桜、で、ある。
左にカーブし、坂を上がり、四谷駅前。
新宿通りを突っ切って、正面は迎賓館。
今は、改築中なのか、遠く、建物に足場が組まれているのが見える。
左側、外濠内側の高い土手の上も桜。
向こう側は上智大学。
ここの濠の中は、水はなく、上智のグラウンド。
外濠通りは左にカーブ、下り坂になり、紀之国坂。
右側は赤坂御用地(東宮御所)の塀。
昔の、紀州藩邸。
左に、喰い違い見附。
ここから、水の入った濠になり、弁慶濠。
右側に、前田外科、鹿島の本社。
坂を降り切って、赤坂見附の交差点。
青山通り、外濠通り、と弁慶濠を渡る、
弁慶橋の変形五差路。
ここから戻ろう。
弁慶橋を渡って、右側。赤坂プリンスは、
今は、名前がグランドプリンス赤坂に変わっている。
左側、ニューオータニ。
ここはご存じの紀尾井町。
紀州、尾張、井伊家の屋敷があったので、この名前になっている。
突き当って、T字路、左折。
ここも上り坂である。
右側にハウス食品の東京本社ビル。
その先、右折すると上智の脇を行く濠端になるのだが、
これがまた、一方通行。あー、そうであったか、、。
しかたなく、直進。
またまた、喰い違いに戻ってきた。
喰い違いの中程で、スピードを落とし、停めてみる。
右側、後ろ、濠端の桜を見る。
“喰い違い”、と、なんの説明もなく、書いてきたが、
どういうことだかわからぬが、ここにはこんな名前が付いている。
赤坂見附と四谷見附の真ん中。
外濠を跨ぐ橋、というのか、実際にはここは石垣でもなく、
今でも、土でできた土塁。
(左右の濠はつながっていない。)
江戸の頃は、まわりはすべて武家屋敷で
かなり寂しいところであったようである。
(これは、今でもかわりあるまい。
昼間でも歩いている人はほとんどいない。)
圓生師匠の落語「ちきり伊勢屋」に出てきたが、
赤坂の、喰い違い、といえば、首くくりの、名所であった、
なんという話も残っている。
ともあれ、外濠通りに戻り、右折。
四谷を再び過ぎ、今度は、まっすぐ行って、防衛省の正門前に出る。
このところ、なにかと話題の多い、防衛省。
ご存じの、もとの、自衛隊市谷駐屯地、さらに前は、
陸軍、第一連隊。旧幕時代は、広大な尾張藩屋敷。
右折し、直進。
市ヶ谷駅の方には戻らず、直進。
すぐに、左内坂を左折。
急な坂である。
突き当り、防衛省の裏門。
ここから、防衛省敷地内の桜が見える。
むろん、入ることはできないが、
随分本数は多いようである。
右に折れ、中根坂。
降りて上がって、両側が、大日本印刷。
右に曲がり、牛込中央通りに出て、左折。
大久保通りを突っ切って、矢来町。
右に、旺文社、左にみずほ銀行の社宅。
その先に、両側、新潮社。
早稲田通りに出て、左折。
道なりに右に折れ、ゆるい坂を降り、江戸川橋。
この橋からみた、江戸川(神田川)の川面。
河岸の桜は散っているが、川面に敷き詰められている花びらは
やはりきれいである。
直進。
講談社の手前。
右の山の上、鳩山邸の桜もまた、ちらっと、見える。
突き当って、護国寺。
右折。
また、坂を上がって、春日通りを右折。
しばらくいくと、茗荷谷。
そして、文京区一の桜の名所、播磨坂。
左折。
ここは、ほとんど、散ってしまっている。
が、それでも、花見をしている人がいるのが、おもしろい。
坂を下りて、T字路。正面奥は、小石川植物園。
右折。
右側に、共同印刷。
まっすぐ行って、今度は、蒟蒻閻魔前を左折。
言問通りで、本郷、根津、谷中方面を回ろう。
白山通りを渡って、菊坂下。
左側が、西片町。坂を登って本郷弥生、本郷通りとの交差点。
左右が東大。ここから、言問通り。
今度は、下り坂。
降りると、根津。不忍通りとの交差点。
また上り坂。
上がって、上野桜木、二つ目の信号を左折。
谷中の墓地、で、ある。
ここも桜花で有名。だが、ここもほとんど、おしまい。
ケーキ屋、イナムラ ショウゾウ、はいつものように
長い列。
Uターン。
言問通りに再び出て、JRを超えて、、、、
さて、これから、飛鳥山(王子)は?
と、義母に言ってみると、さすがに、もうよい、とのこと。
時間的には、2時間程度だが、
やはり、随分、あちらこちらと、走った。
昭和通り、入谷の交差点から、清洲橋通り。
浅草通りを越えて、元浅草へ。
やはり東京、これだけ桜花の多いところは、
他にはあるまい。
さてさて、東京葉桜見物ツアー、これで一巻の読み切り、で、ある。
お疲れ様でした。
(義母に、解説付き、東京観光タクシーの運転手ができるね、といわれた。
まあ、知っているところであれば、ね。)
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