断腸亭料理日記2007
11月12日(月)夜
だいぶ寒くなってきた。
風邪っ気もあって、なにか温かいものが食べたい。
簡単に、おでんを煮ようか。
帰り、近所のハナマサに寄る。
種は、とっ、、。
沢山買ってもしかたがない。
好物のすじ、は、はずせない。
冷蔵庫に大根があった。
あれを入れよう。
それから、、?
300円程度で、さつま揚げやら、いろいろ揚げ物が
詰め合わせになっているもの。
これにしようか。
それから、だしにもなるので、昆布。
これでいいだろう。
帰宅。
まずは大根を切って、皮をむく。
面倒なので、面取りなんぞはしない。
すじ、を切る。
簡単に、と、冒頭に書いたが、圧力鍋で、いってみよう。
ただし、先日の反省もあり、短時間で。
鍋に、水、下に大根と昆布、上に揚げ物と、すじ。
上から、酒としょうゆ。
しょうゆはたっぷり。
お多幸流に、真っ黒の、おでんを目指す。
東京のおでんは、これでなくてはいけない。
基本的に、おでんは、煮物、で、ある。
東京の煮物は、魚でも煮しめでもなんでも、
しょうゆの色がついてなければいけない。
そして、砂糖は入れない。酒、のみ。
おでんも、これでいく。
やはり、伝統的にはこうあるべきである。
ふたをして、点火。
蒸気が上がって、今日は、すぐに火を止める。
圧が下がるまで、放置。
20分ほど。
その間に、火鉢に火を入れる。
鉄瓶を熱くする。
圧力鍋のふたを開けてみる。
加圧、加熱したのはまったく、1分もなかったが、
よく煮えている。
大根は柔らかく、また、色もついている。
揚げ物などは、圧のせいで、ちょっと、“くたっ”としてしまった。
しかし、まあまあ、で、ある。
鉄瓶で、燗をつけ、二合。
おでんは2〜3皿食う。
残り、で、ある。
揚げ物は味が染みすぎているくらいなので、
大根も含めて、つゆから上げラップをして冷蔵庫に。
冬の夜は、やはり、おでんが格別である。
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