断腸亭料理日記2007

黄金(?)チャーハン

8月11日(土)第二食

さて、やっと、と、いうべきであろう。
夏休みに入った。

まったくこの暑さには、まいってしまう。

第一食は、先週作ったカレー。
タイ米もまだ余っていた。

暑いので、エアコンをかけて、ごろごろ。

第二食。

タイ米がまだあるので、例によって、チャーハンにしてみよう。

黄金チャーハンというのがある。
聞いたことがあるだろうか。
最近の中華の技、なのか。

玉子が半熟の状態で飯をいれ、
飯粒に玉子をまとわせて、黄金の飯粒にする、というもの。

いつも筆者がチャーハンを作るときには、
完全に玉子に火を通してから、飯を入れていた。

具は玉子のみ。
飯の量が多めなので、2個を割りほぐしておく。
それから、仕上げ用のねぎもきざんでおく。

まずは、中華鍋を熱し、油を多めに入れ、回す。

ここに玉子を投入。

半熟状態まで炒め、タイ米のご飯を投入。
しゃもじ、で、ある。
玉子と混ぜながら、潰すようにしながら、固まった飯をほぐす。

火は強火のまま、、、。

と、鍋肌に接している部分の玉子が鍋肌にくっついて、
焦げ始める、、、。

一度火を止め、少し油を足してみるが、だめで、ある。

しかし、とりあえず、飯を丹念にしゃもじでほぐす。

まったく、筆者は、このくっつくのと、焦げるのには、弱い。
原因はなんであろうか、、。

飯は、一先ず、ほぐれた。再度点火。

鍋肌にくっついた玉子が、焦げていくのは気になるが、手早く、
玉子に完全に火が通るまで、炒める。

タイ米であるから、飯は、パラパラ。
ここの部分は、苦労はいらない。

火を止め、塩胡椒で味付け。
ねぎを投入。

仕上げに、鍋肌から、香り付けのしょうゆを入れ、完成。

見た目には、玉子が細かくなり、
いうところの、黄金チャーハン、らしきものには、なったか。

盛り付ける。





はて、黄金チャーハンなるもの、
これはいったい、なんであろうか。

特段、変わったものが入っているわけでもなし、
(タイ米であるから)飯もパラパラに仕上がっているので、
筆者が、普段作るチャーハンと味も変わらない。

これは、どうも、見栄えだけの問題ではなかろうか。
確かに、黄金チャーハン、などとネーミングが付けば、
ありがたい、感じがするし、玉子が細かくなり、
見た目には、きれいにも見える。

一方、今回、くっついた原因は、なんであろうか。
普段であれば、玉子に完全に火を通してから
飯を入れれば、くっつかない、はずである。

それが、ご飯を入れたとたんに、くっついた、
というのは、どういうことであろうか。
油が少なかったのであろうか、、、。

実際のところ、筆者、くっつく、ということの、科学的メカニズムが
よくわかっていないので、これ以上の
分析は、残念ながら、できない。

うーむ。

よくわからぬが、黄金チャーハン、どれほどのものか。
味はかわらぬのである、、。

と、まあ、負け惜しみ、では、ある。




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