断腸亭料理日記

さよりの皮焼き

4月2日(金)
18:48、名古屋発の「のぞみ」
(乗ってみたら700系であった。内部は広くなっているような気がする。)に乗り帰京。
20:28、東京駅着。
妻と待ち合わせ。
何を食おうか。

名古屋にいると、魚、待望感が募る。

「魚、魚、魚が食いたい」
まさに、この事である。

築地・寿司清、銀座4丁目店へ。
しばらく待ち、カウンター席へ。

とにかく腹が減った。

ひかりものは何が?」
「いわし、あじ、こはだ、さよりですね」

「じゃ、それ全部」

筆者はとにかくひかりものに目がない。
バクバクと食う。

うまい。

やっと、落ち着く。

名古屋の居酒屋でもあったが
「のれそれ(「愛知産」としてある。穴子の稚魚。
白魚を偏平にしたようなかたちをしている。)」がある。
三河湾で獲れるのであろうか。

カウンターのケースの中、ひかりものに混じって、
何かの皮のようなものがある。

聞いてみると
さよりの皮。食べます?」

頼む。しばらくすると
割り箸に皮を巻き付け、塩をしてあぶって出てきた。

脂があってうまい

さよりは、にぎり寿司にすると、ひかりものだが
さほどの脂はなく、さっぱりしている。

「さよりは、皮と身の間に脂があるんです。おろす時に残してしまうので
こうやって食べるんです」
とのことである。

さよりの皮焼きうまいものである。
 

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