断腸亭料理日記

堀切「弁慶」


2月13日(日)
11日建国記念日は、仕事。

昨日。昼間は、妻の同僚の家へ招待され、訪問。
夜は、最後まで独り者で残っていた、高校時代の悪友の結婚式の2次会。
さらに、7,8年ぶりの旧友達と、呑み直し。

1日中、呑み続け。
途中。
疲れから、不覚にも、その同僚のお宅で、
寝込んでしまった。
(やれやれ。)

まったく、疲れた。

呑み過ぎの疲れきった胃腸には、やはり、脂系のラーメンである。

拙亭の近くのラーメン屋では、以前書いた、青砥の「がんこ」がぴか一であるが、
営業は夜から。

と、なると、堀切の「弁慶」である。

「弁慶」はもともと、千駄ケ谷・「ホープ軒」を師匠にし、
この、葛飾・堀切に開業した。
(その後、本店は浅草へ移ったが、ここ、堀切でも営業は続けている。)

千駄ケ谷「ホープ軒」が元である。例の、背脂ギトギト。

丼に、脂の粒が多量に混じったスープを網で軽く濾して、出すが、
粒は多く、そのまま、丼に浮く。
見るからに、ギトギト

基本の「ラーメン」は、白濁した、しょうゆ味。
具は、山盛りのもやしと、食べているうちに、とろけるバラ肉のチャーシュー。

筆者は、ねぎラーメンに、卵入り。

ねぎラーメンは、ベースのラーメンに、
ラー油をまぶした、しらがねぎが更に、山盛りで、のる。
卵は、しょうゆ漬けではなく、ゆで卵。

とにかく、インパクトがある。
スープを、とても、最後まで飲めない。

弱った胃腸に、ガツガツと、脂、ラーメン、辛味のあるねぎを流し込む。

毒には、毒をもって、征す。で、あろうか。
身体に、いいのか悪いのか。

しかし、うまい。
こんなときには、最高である。
 

※平均点  2.517      合計 29人

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