断腸亭料理日記2006

ラムのカレー

2月5日(日)第二食

サーバの引越しに向けて作業。
過去の日記を見ていると、ラムのカレー、というのに
目が留まった。

もとネタは、NHK「男の食彩」団太郎氏のレシピである。
ポイントは、トマトを入れず、生の青唐辛子と、
生のコリアンダーを入れる、と、いうもの。
そして、さらに、インディカ米を使う。

真冬であるが、痛烈に辛いカレー、と、いうのも
なにか、魅力的、で、ある。

ハナマサに買いに出る。
青唐辛子はあるが、インディカ米が、ない。
(筆者、生のコリアンダーは苦手のためパス。)

まずは、ラム肉を買う。
ラムチョップではないが、ステーキ用、いうのであろうか、
15mmほどの厚みのものが冷凍であったので、購入。

一度帰宅し、再度、インディカ米を探しに出る。
赤札堂から浅草松屋、合羽橋プロパックなどなど、
見て回るがない。
意外に、ないものである。
結局、日本橋、三越、高島屋まで、百貨店を中心に見るが、
発見できなかった。

最後の望みの綱、、、御徒町、アメ横。

なーんだ。最初からここへくればよかった。
狙いが間違っていた。

ただのインディカ米ではなく、タイの「香り米」と、いうのがあった。
5kgで¥2300。結構するものである。
食べたことはあるが、買ったのは初めて、で、ある。


帰宅。

玉ねぎ2個弱、にんにく、しょうが各大匙1程度、みじん切り。
皿に広げ、バターを一かけら載せ、レンジで下ごしらえ。
焦げぬように、時折かき混ぜながら、10分程度。

そのまま、フライパンに移し、ごく弱火で狐色まで、
炒める。

同時進行でラム肉を焼く。
この厚み、ステーキ用であろうか。
また、脂も随分とある。


表面に焦げ目を付け、脂も少し落とす。

このあたりで、米を炊き始める。
インディカ米は、洗ってひやかさず、すぐ炊く。
炊飯器のスイッチをオン。

玉ねぎみじん切りに、大匙1ほどの水を加え、
スパイス各種を加え、よく合わせる。
入れたスパイスは、ほぼ、前回のインドカレー通りである。

焼いたラム肉を鍋に入れ、水をヒタヒタに入れ、
スパイスを合わせた玉ねぎみじん切りを入れる。
コンソメ、ローレル、グローブ、
シナモンスティックを割ったも煮込み用スパイスを入れる。
そして、塩を少々。
ここに、青唐辛子を入れ、味見。
水の量がヒタヒタであるため、塩気はこの程度でよい。

ここから、フタをして30分程度煮込む。


なにか、あまり、きれいな感じではないが、、、。

さすがに、香り米、実に香ばしい。
形容をするとすると、ポップコーンのような香りである。
そして、もちろん、インディカ米である。パラパラ。

日本の米、ジャポニカは、いわゆる、ねばねばした
スティッキーライス、であるが、
インディカ米は、パラパラ。
なんでも、でんぷんの質が違うらしい。
普通に、水加減をして、炊飯器で炊いても、
このようになる。

水気が少ないので、カレーというよりも、
ラム肉のカレー煮込み、という感じである。
食べ始めで気が付いたのであるが、前の日記を見ると
青唐辛子は、煮込まないようであった。
しかし、まあ、飛び切り、辛い。

ラムの脂というのは、牛や豚とはまた違った、
ひつっこさ、が、ある。
いかにも、エスニックな感じのカレーが出来上がる。
(これに生のコリアンダーが入ると、
もっと、エスニック度は、上がる。)

ドカーン、と押しの強いカレーである。
(もちろん、うまい。)



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