断腸亭料理日記2005

宝町びっくりうどんは移転され、現在は下記です。

東京都中央区八丁堀3-2-4 三重ビル

電話: 03-3555-5252

宝町・びっくりうどん本舗、
おてごろや

セントラルイースト東京2005

塩崎庄左衛門氏作品展

10月5日(水)夜

セントラルイースト東京2005

というイベントが10/1から10日まで、神田、日本橋、馬喰町、
八丁堀、などで行われている。

サイトから趣旨を転載さてただく。

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神田・馬喰町・浅草橋・日本橋・大手町・八丁堀……
これらのエリアに点在する「空き物件」を利用した、街全体のギャラリー化。
そして、この地に可能性を見出すアーティスト・デザイナー・建築家や、
伝統を守りつつ暮らしてきた人々が、共同で、
薄れつつある街の個性と賑わいを取り戻すための様々な試み。
その運動の総体をわたしたちは「セントラルイースト東京 (CET)」と
呼んでいます。
CET05は、CETの活動を集約した複合型フェスティバルです。

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筆者の住む、浅草界隈は入っていないが、
台東区の旧町名を復活させる会会長(?)、としては大賛成である。

(一つだけ、思うことは、こうしたイベントが、ただ単に、現代アート
を展示する場、になっているだけで、本当にその街の伝統や、
もともと持っている匂いと、関係ない、と、思えてしまうもの
に走ってしまわないで欲しい、と、いうことである。
それでも、人が来ないよりは、来た方がまだいい、という見方も
あるかも知れないが、、、。)

なぜ、こんなことを書いているのかというと、
以前に、メヒコ(メキシコ料理)のところで一度紹介したが

写真家の塩崎庄左衛門氏

この方が、この日記を読んでいただいており、
このイベントに参加され、「Walk Dance At That Corner」という
作品展を催されている、と、いうことなのである。

「オラ!メヒコ」の写真も撮られているが、
塩庄氏の墨東をはじめとする、
東京の街を撮られた作品には、あじわいがある。
筆者はいっぺんにファンになった。

そして、その作品展が、京橋の昼は路麺(?)、夜は立ち呑み、
という業態の、「びっくりうどん本舗」、「おてごろや」で
(同じ店であるが、昼夜で名前が違う。)行われている。

こういう場所で作品展をされよう、と、いうセンスである!

場所は、京橋といっても、昭和通りを越えた、八丁堀寄り。
旧宝町。味の素本社の裏手にあたる。
(最寄り駅は、都営浅草線の宝町である。)
すぐそばの宝橋で、今は、水が抜かれ首都高が走っている、
楓(かえで)川を渡ると、八丁堀、である。

筆者、ここは知っていた。
昼、うどんを食べたことがあったのである。
東京にあって、うどんや、と、いう看板を
あげているということは、澄んだつゆの関西風である、と
いうことである。
(関東風のつゆで、東京で、うどんや、という看板はあり得なかろう。)

筆者、そばは、関東風のしょうゆの濃いものでなければ
だめ、であるが、うどんは関西風が嫌いなわけではない。
もちろん、濃い味で煮込んだ、関東風の煮込みうどんも
大好きであるが、昆布の出汁が利いた、塩気のむしろ強い
関西風のうどんも好きである。

8時半過ぎ、おてごろや、に着くと、
塩庄氏が、いらっしゃった。
とてもあたりが柔らかそうな方である。

お話しを聞くと、氏も筆者と同世代であることが、判明。
やはり、同世代で東京で育たれた方は、
なんとなく、趣味や指向が似ている方もいらっしゃるのか、、。

狭い立ち呑み屋さんの壁に作品が貼られ、
5cm四方程度の小さなディスプレイで、スライドショー
形式になっているものも、ある。
知らないで来た人には、店の装飾かと思ってしまうくらい
店にとけ込んでいる。
今回も街の写真が中心である。

ここは、ビールが¥300、チューハイが¥200。
自動販売機のセルフサービス。
つまみも¥100から。
うどんやでもあるので、うどんも食べられる。
おからの煮たの、煮込み、ハムカツ、ポテトサラダ、
塩庄氏おすすめの、鶏レバーの和えたものなどなど。
どれもうまいが、鶏レバーは、半生で、抜群である。

なんだかんだ、話し込んで、3時間もいてしまった。

10日、体育の日まで、作品展はやっている。

塩崎庄左衛門氏の作品展、ともども、この連休、
ご興味があれば、是非、足を運んでいただきたい。
(休日は、作品展はやっているが、うどん屋さんや、立ち呑み屋さんは
やっていないかも知れない。TEL確認をおすすめする。)

詳しくは


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