断腸亭料理日記2005
7月9日(土)第二食
またまた、土曜日がやってきた。
今週は、千束・ねぎどんへ。
帰宅し、なぜか、ラザニア、が、食べたくなった。
そもそも、ラザニア、と、いうのは、なんであろうか。
板状のパスタを入れたグラタン。ソースは、トマトのミートソース。
イメージとしては、そんな感じであろう。
ラザニアの肝(きも)であるのは、板状のパスタ、と、いうことであろうが、
これを捜して作るまでの、ことはなかろう。
マカロニでよい。
と、すると、トマトのミートソースを作れば、よさそうである。
とはいっても、ちょっと、ひねろう。
チーズを掛けて焼くが、今日は、粉のパルメザンではなく、
モッツアレラにしてみよう。
これは、ハナマサまで、買いに出る。
ハナマサには二種類のモッツアレラがあった。袋入りの丸い柔らかいものと、
四角いちょっと堅いもの。こちらの方が少し安い。これを購入。
モッツアレラとは、なんであろう。
ちょっと、調べてみた。
イタリアンでピザなどによく使うものである。
味は淡白で、よく伸びる。
チーズの種類としては、ベーグルに塗ったり、
チーズケーキなどに使うクリームチーズなどと、同じ、
熟成させないフレッシュチーズ、というジャンルに入る。
モッツアレラは、本来は南イタリアが原産で、
水牛の乳で作るものだそうだ。
日本へは、この本場のものは、空輸されて入ってきているようだが、
保存がきかないフレッシュチーズのため、高価であるようだ。
先の、袋入りのものは、国産で、一袋¥300程度である。
そしてもう一種類の四角いものは、イタリア産のものではなく、
ドイツや、カナダ産のものだそうだ。
若干熟成させてあるようで、日持ちも少しするのであろう。
先のイタリアのモッツァレラを真似て、
似たような淡白でよく伸びるものを作った。これがもとらしい。
作る。
トマトのミートソース。(2〜3皿分)
挽肉は、冷凍庫にあった、合い挽きを解凍。
(150〜200gであろうか。)
にんにくを2かけらほどスライスし、オリーブオイルで
焦さぬように、炒める。
挽肉を入れ、炒める。火が通ったら、塩胡椒、ナツメグを少し多目に。
ナツメグはハンバーグなどの挽肉料理に多用される。
どうせ入れるのであれば、強めの方が、筆者は好みである。
鍋に移し、トマト水煮缶、1缶。
同量の水。ローレル1枚をちょっとちぎって入れる。
ここで、もう一度、塩胡椒。タイムも入れる。
タイムも、ナツメグも基本的な意図は、臭み消しである。
味見。ちょっと薄めで。
3〜40分弱火で煮込む。
目安は、煮詰まった感じ。
再び、味見。
マカロニを茹でる。
耐熱皿にマカロニ、トマトソースを入れ、よく絡め、
サイコロ状に切ったモッツアレラ、上からもう1回トマトソース、
表面に、パン粉と、パルメザンもまぶす。
パン粉は切れていた。しかし、カチカチになったパンが
冷蔵庫にあったので、簡易に、これをおろしがね、でおろし、かける。
オーブントースターで、焦げ目を付ける。
完成。
やはり、モッツアレラを使う場合、淡白なため、
塩味は薄めがよいであろう。
なかなか、よい塩梅にできた。
なんということもないが、うまいトマトのグラタンである。
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