断腸亭料理日記2005

酔っ払い調理は、注意である。の巻

スパゲティー・カルボナーラ

4月17日(日)第二食

いい天気である。

昼であるが、一杯やりたくなった。
先日作った、ガツの煮込みで、酎ハイ。

腹が減り、何か作ろうと思い立つ。
結局、昨日、深夜は、天津丼を作り、「チューボーですよ!」は見ずじまい。
カルボナーラであった。

作ってみるか。

この日記、98年から、都合、3年。(途中あいているため。)

その間に、カルボナーラは4回も書いている。
最新は、昨年6月のもの

カレーもそうだが、カルボナーラも、自慢の一品である。
また、好みのメニューでもある。

生クリームと、ベーコンを買いに出る。

よく、パンチェッタ(燻製をしていないベーコン?)
を使うレシピが紹介されるが、
どうなのであろうか。筆者は食べたことがない。

ハナマサで、ベーコンの切り落とし
(角切りになっているもの)を調達。
スライスでも悪くはないが、角切りの方がうまい。

湯を沸かす。

(二人前)
ボールに、生卵2個を割りほぐす。
ここに、パルメザンチーズ、塩、生クリーム、
コショウは、決め手であるため、ミルで挽きながらたっぷり入れる。

フライパンにバターを溶かし、角切りベーコンを
とろ火でゆっくり、炒める。
角切りのため、カリカリにはならないが、
充分に、脂を落とし、また、その脂で、炒める。
炒まったら火を止めておく。

同時進行で、沸騰した湯に、塩を入れ、スパゲティーを投入。
入れるときには、火を止める。

スパゲティーは途中何回か、麺を引き上げ、歯で噛み、
加減を見る。
ちょっと、芯があるかな、というところから、
15〜20秒ほど。

ここで、ボールの卵を、ベーコンのフライパンに投入。
茹で上がった、スパゲティーをフライパンに投入。

ここからが、ポイント。
目指すは、トロトロのソースである。
この時点のフライパンの温度によって、やり方は変わってくる。

今日は、固まってくるほどの温度はなく、冷めていた。
点火し、弱火。
フライパンの鍋肌から、固まってくるので
休まず菜箸で返しながら、である。

TVは見ていないが、チューボーですよ!のレシピには、
茹で汁を入れる、とあったので、少し入れてみる。

お、、。なるほど。

これ、技である。
あまり大量に入れてもいけなかろうが、
水分が少ないと、より、早く、卵は固まってくるため、
かなりの注意が必要である。
あっという間に、ダマダマになってしまう。

若干水分が入ることによって、固まる速さが遅くなる。
つまり、トロトロ、が、再現しやすくなるのである。
(実際にそういう、意図であるのかは、TVを見ていないため、不明。)

OK。完了。

茹で汁を入れたこともあり、若干
ソースが多くなってしまった。



色が、黄みがかっているのは、ベーコンを炒めたときに
若干、焦げたものである。
トロトロさ加減はよいであろう。

味は、、、、、?!、、、う、。

ちと、塩辛かった。

カルボナーラは、最初の卵と生クリーム、パルメザンを合わせた
ソースの素が、生であるため、味見ができない。
ここは、勘で、ある。
また、後から入れた、スパゲティーの茹で汁の塩分。

今日は、酔っ払い調理のため、どちらも、
ちょっと、多かったようである。

生クリームを足し、なんとか、リカバー。

まあ、何事も、酔っ払ってやってはいけない、と、いうことである。

ソースが余ったので、
もう一度、パスタを追加で茹でて食べた。

食った、食った。

この後、昼寝。

(「天気もいいし、今日は、尾花にいくぞ。」

ということで、明日配信は、
南千住のうなぎの名店、尾花。乞うご期待。)



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